AV女優を売りにした集客方法が消える可能性が出てきた

ソープランドでは、集客のために様々なことをアピールしています。その中でも比較的メジャーなのが「現役AV女優とか元AV女優」といった肩書きを売りにしていることです。AVというのは男性の性の経典とも言うべきアイテムで、今でこそネットで簡単に無料動画なんかを見ることが出来るのですが、やはりちゃんとした制作会社が作ったAVというのはまたひと味違った面白さがあるものです。

そういった作品に出演出来るAV女優というのは、世の男性にとっては非常に魅力的な高嶺の花とも言うべきものであり、日常生活ではまずお目に掛かれない存在でもあります。そういった女性と遊べるということはとても効果的なアピールポイントというわけです。

しかし、最近ではAV女優がいるということがアピールになるどころか、店の摘発に繋がってしまう可能性も出てきています。その根拠となるのが、2016年9月11日に起きた東京吉原の高級店『オートクチュール』と『ラテンクオーター』の2つの店舗に起こった警視庁の強制捜査。この捜査が入った理由の一つというのが「AV女優が多数在籍していること」だというのです。

今回の摘発も、表向きは売春防止法違反となっていますが、報道によると捜査関係者によって「ホームページに女優の名前や写真、出演作品を掲載して集客していた」ということが書かれているようですから、やはり無関係とは言えないでしょう。

現在ではウェブサイトなどは閉鎖していますが、『オートクチュール』や『ラテンクオーター』に在籍しているAV女優の方は多かったようですし、系列店である『プレジデントクラブ』や『秘書室』にもそういった方は少なからず見受けられまし、グループ全体がそういう方針だったと思われます。

これらの店は、約7年ほど営業をしていた吉原でも人気の店でした。それが急に捜査が入ったわけですから、最近のAV関係への警察の対応が関係していると予想するのは自然と言えます。まだこれらの系列店は普通に営業してはいるものの、周囲に与えた影響というのは決して小さいものではありません。

今後想定されるのは、やはりAV女優という肩書きを売りにした集客が変更になるということです。ネット上などで利用者がひっそりと噂話という形で情報が流れることはあるでしょうが、今のようにおおっぴらに「AV女優がいます!」なんていうアピールの仕方はしづらくなるでしょう。風俗情報サイトなどでも徐々にそういった形の表記は消していくでしょうし、「AV女優と遊びたい」という方には不遇の時代になるかもしれません。