令和でもソープランドのキャッシュレス化が進まない理由とは?

令和の時代、小さな個人商店を除けばどこでもキャッシュレス決済が使えるようになっています。
キャッシュレス決済が出来て当たり前になりつつある現代でもそうなっていないのがソープランドで、キャッシュレス決済に対応していないお店も多いです。
なぜ、他店のように様々なキャッシュレスに対応しきれていないのでしょうか。

ソープランドではキャッシュレス化出来ない理由がある

ソープランドでキャッシュレス化が進まないのにはいくつかの理由があり、次のようなものがあります。

・決済会社との契約の問題
・決済上限額の問題
・ソープランドの運営システムが関わる問題

まず1つ目の「決済会社との契約の問題」についてですが、キャッシュレス決済を行うには、それぞれの会社と契約する必要があります。
契約するにはそのお店が信用に値するお店なのか、どういう業務をしているのかなどが見られるのですが、ソープランドという業種は業種自体の信用が低く、また風俗業種になるので契約が出来ないのです。
現在利用出来るクレジットカードについても、直接カード会社と契約しているのではなく、間にオンライン決済会社を挟んでいます。
ソープランドでクレジット決済をすると法外とも言える手数料が掛かるのはこれが理由で、高い手数料を払わないとクレジットカードの利用が出来ないのです。

2つ目の「決済上限額の問題」ですが、近年使われている電子マネー決済は、チャージ上限額が設定されていて、支払い額もチャージしてある金額が上限になっています。
PayPayや楽天Payなどは上限5万円、SUICAやICOCAなどの交通系は上限2万円までと比較的少額なのが特徴です。
コンビニやスーパーの買い物であればこれでも問題無いのですが、ソープランドは安くても1万円台、お店のランクによっては5万円以上もありますから、上限までチャージしても支払いが出来ないケースもあり、相場的に不釣り合いなのです。

3つ目の「ソープランドの運営システムが関わる問題」ですが、ソープランドは兎にも角にも現金が必要な業種で、高級店と言われる所でも自転車操業というのは珍しくありません。
特にキャストの女性に支払う給料が問題で、その日のうちに支払う全額日払いが基本となっていて、その支払いに現金が必要になるのです。
1日の出勤人数が20~30人として1人平均2万円稼ぐとすると、給与だけで毎日40~60万円が必要で、キャッシュレス決済だと実際にお金が入ってくるのが翌月、翌々月なんていうのはざらですから、普通に考えて資金がショートします。
その日の売上から給与を払っているケースも多いので、キャッシュレスには出来ないのです。

このように様々な理由からソープランドのキャッシュレス決済の推進は、現状では難しいわけです。
しかし、実際便利なのは間違いないわけですから、そのうち何らかの対策をして対応してきて欲しいもの。
とりあえず今はたっぷり現金を持って遊ぶようにして、未来のソープランドに期待しましょう。