福原でも減りつつある中間価格のソープランド

現在の日本は、長年続いた不況のせいか政府の経済政策のせいか、富の二極化というのが起こってしまっています。
オリンピックバブルというべきことが起こり、好景気が訪れているとも言われていますが「一億総中流」と言われたバブルの時代とはまた違う形の好景気です。
元々富む人のみがさらに富み、貧乏な人はそのままというのが現実であり、なかなか一般庶民には厳しい時代となっています。

そんな日本経済と同じようなことがソープランド業界でも起こっています。
従来、ソープランドというのは価格帯によってランク付けされ、20,000円くらいまでが格安店、20,000~40,000円くらいまでが大衆店、40,000~60,000円くらいが中級店、それ以上が高級店といった具合ですが、近年では大衆店や中級店といった真ん中の価格帯の店が減りつつあるというのです。
西日本では最大規模と言われている服はらソープ街などはその傾向が顕著です

福原ソープ街では、営業を続けている店の数はおよそ60店舗。
そのうち、高級店にランクされるのが10店舗、中級店や大衆店というのが5店舗、それ以外は全て格安店という構成です。
ソープランドの最高級サービスを求めるのであれば高級店へ、そうでない場合であれば格安店で楽しむという風潮になってきており、ほどほどに楽しむことが出来るその中間層のお店にとっては、非常に厳しい状態となってしまっています。

福原で営業している大衆店や中級店というのは『ニューシルク』、『彩桜』、『神戸マキシム』、『M-Dolls PREMIUM』、『B-2ND』の5店舗。
基本的にどの店も、価格とサービスの質にギャップがあるような店ではなく、行ってみたことのある人には良い評判を得ている店ばかりで、閑古鳥が鳴くような店ではありません。
これらの店の中には、求人などで福原でもトップクラスの集客力を謳っている店もありますので、ある程度淘汰された上で厳選された店であるということなのでしょうが、そういった店であっても短い時間のショートコース作って価格を安く設定している店もありますので、実際の客入りを考慮すると苦しい状態なのは間違いないのかもしれません。

福原のみならず吉原でも同様の現象は起こっていますし、客だけではなく働く女性の間でも稼げないという理由で中級店や大衆店から格安店に移籍するということも珍しくありません。
時代の流れの中での移り変わりですからしょうがないこととは言え、遊べる幅が狭まってしまうのはちょっと残念なことなのかもしれません。