ソープランドの一日

一般の方から見るソープランドは未知の部分が多く、いったいいつもどんな仕事しているのか好奇心を掻き立てられます。
特殊な職種ですので、その全貌はあまり知られておらず、これからソープで働きたい男女のためにざっと紹介していきましょう。

【ソープランドの朝】
最近は「早朝サービス」などを実施している店舗がありますが、元々ソープや昼前くらいのオープンが一般的です。
男性スタッフは開店数時間前に出勤して店を開け、掃除やレジの準備、ボイラーの確認などからスタートします。
割り当てられたコンパニオンの送迎などがあれば、迎えに行き、一緒に出勤する場合もあります。
多くの店舗は複数でスタッフが常駐していますので、一段落つけば必要な買い物などに行きます。

ある程度しきれる古参のスタッフなどが予約の確認にあたり、また予約電話の応対がこの頃から始まります。
この対応は非常に大切であり、お客から見る店の印象を左右してしまうものです。
オープン時間が近づくと、店を開ける準備をし、いざオープンとなります。
その頃にコンパニオンも出勤しはじめ、お客の受け入れ状態がスタンバイします。

【営業中】
コンパニオンは通常「個室待機」か「待機室」で時間を潰します。
指名予約が入っている場合は時間に合わせて指定部屋の準備をはじめ、指名の予定がないコンパニオンは営業電話をしたり、もしくは”何もしないか”の2つです。

お客が来店し始めると、フロントでシステムの説明や待合室への誘導、アンケート、ドリンクサービスやオシボリサービスがあればそれを提供します。
コンパニオンの部屋の準備ができれば案内となります。
店舗によっては土下座にてお客を見送るところもあります。
プレイルームに入れば男性スタッフは一息つくことになり、あとは退店時間をチェックし、インターホンでコンパニオンに告げ、出てくるお客を接客します。

この際も事後アンケートを取る店が多いですが、最初のアンケートの時よりは少し緊張します。
それはプレイやコンパニオンに対するクレームなどがあり、この時の対応いかんでは、お客を怒らせたり、二度と来店しなくなる可能性もあるからです。

またコンパニオンに対しての対応の仕方にも注意が必要で、コンパニオンとスタッフの上下関係は店舗によって違いますが、コンパニオンが圧倒的に上の立場の店舗なら、気持ちが削がれるほどに気を使わなければいけない場合もあります。

【閉店後】
ソープランドは法律で夜の12時までの営業と定められているので、その時間に合わせて閉店業務を行います。
備品の補充や出入り業者への発注(ドリンク、タオルなど)。
そしてたいていは店長や責任者が売り上げの集計をとり、オーナーに電話連絡しますが、この時売り上げが悪いと長電話(怒られる)になります。

この時間帯はフロントスタッフ陣の最も緊張する時間でしょう。
怒られた店長は機嫌も悪くなりがちなのです。
場合によっては「ミーティング」などが始まり営業に対しての反省などが行われます。

掃除や閉店作業するものと、コンパニオンを送迎するものとに分かれ、日によっては店長がコンパニオン、スタッフを食事に連れて行ったりすることも一般企業よりは多いのが特徴です。
特にコンパニオンに対しての「アフター」は気分よく働いてもらい長く在籍してもらうため、またスカウトマンによる引き抜きなどの防止策として店長は気を使います。

うまく言っている店舗はコンパニオンと店長の関係性が良好で、逆にこれが不適切ですと、複数人がこぞって引きぬかれてしまう・・と言った自体にもなりかねないのです。

実際にソープ店のスタッフはこういった地道な毎日を送っており、お客目線から見るよりは厳しい職業です。
基本的には「使いっ走り」のような仕事ないようですが、ソープ店のスタッフはスタートの給料は一般の会社よりも高く、また待遇もそれなりに良い場合が多いようです。
コンパニオンの手配の手腕や経営センスがあれば、ごく短期間で店長にまで上り詰める道も用意されています。