ソープ店のコンパニオンに対しての常識

ソープランドの歴史は古く、独特の風習や常識があります。
中には江戸時代の「吉原」などの遊郭、女郎屋時代から引き継いでいるものもあります。
今では飲食店でも見なくなった「盛塩」や「神棚」など、日本独特のものが受け継がれている場面を見ると、年配の人なら懐かしさを感じるでしょう。
お見送り、お迎えの「土下座」や「三指」なども若い人が初めて見ると度肝を抜かされるようです。

こういった形式的なものでなく、またはっきりと禁止事項として記されることはないものの、今だにうっすらと引き継がれている、ソープならではの常識やマナー、エチケットもあります。
これらは明らかな「禁止」や「違反」ではありませんが、ソープ遊びをしていく上で、覚えておいたほうが円滑な遊びができる・・といった類のものです。

■店内浮気・・
これは賛否両論あるものです。
1軒の店で複数のコンパニオンを指名しないほうが良い・・といったもので、昔はコレがバレるとかなりこじれてしまう原因になりました。
「これは私のお客」という発想は、性風俗だけでなくクラブやラウンジ、キャバなどでは今でも根強い習慣としてありますが、経営者側としてはそれが原因で客が店から離れることもあるので、排除されつつあるものです。

しかしコンパニオンの本音としてはこの感情は必ずありますし、意外と簡単にバレてしまうのものです。
「お気に入り嬢」として、メンタルな面でのつながりも大切にするなら、店内浮気は控えておいた方が無難でしょう。

■連絡先交換・・
たいていの店舗のホームページには連絡先の交換を禁じている文言が記されています。
しかしこれはストーカーや引き抜きの予防策として書かれているものであり、現実的には「やりとり自由」と考えてもよいでしょう。
コンパニオンから店側に予約を入れる「姫予約」などは連絡先を知らないとできないことを考えても間違いありません。

ただし前述の「ストーカー問題」のこともあり、コンパニオンも警戒心はありますので、うまく話の流れが進んだり、コンパニオン自ら申し出てくるタイミングを見計らって行いましょう。

連絡先交換後のマナー違反としては、お客が店に行くつもりもないのに、ガンガンとメールを入れたり、あわよくば「店外デート」にこぎ着けようとすることです。
キャバクラやクラブでは、店に顔を出すことを前提として店外デートはありますが、ソープランドではそれすらもありませんのでご注意を。

■出待ち・・
コンパニオンが気に入って、中には店舗終了時間を狙って「出待ち」をするお客がいるそうです。
これはコンパニオンにとっても店舗側にとっても迷惑以外の何物でもありませんので止めておきましょう。
場合によっては「引き抜き」と勘違いされたり、出入り禁止となる場合があります。

■クレーム
退店直後の事後アンケート時に、あまりにも態度の悪かったコンパニオンを指摘するくらいならかまいませんが、ある程度の許容量をもっておかないと、ただの「うるさい客」になってしまいます。
クレームを言ったことにより、「特別に」と次回割引券をくれる場合もありますが、これに味をしめて毎回クレームを言ってると、そのうち煙たがられることになります。

ソープランドは歴史も長く、完成度の高い性風俗です。
そこには「見えない常識」が存在し、遊び上手でコンパニオンや店舗に気に入られるお客は間違いなくこのあたりを周到しています。
「上客」として認知されるとなにかと得をするものですので、ひとつづつ覚えていくと良いでしょう。