2020年になってから始まった日本の新型コロナウイルスによる各種影響は、3月に入っても未だ収まらず連日ニュースを賑わせています。
健康的な被害も大きいのですが、それよりも大きな問題となりつつあるのが経済的な問題で、かつてのリーマンショックなどに倣ってコロナショックなどと呼ばれるような状況です。
そこで、そのコロナショックによる様々な影響について触れていきたいと思います。
今回は、コロナショックによるソープランドの経営難についてを取り上げてみましょう。
売上激減のお店が増えている
現在のソープランド業界はとても厳しい状況で、元々不況によって男性が自由に使えるお金が少なくなっていることから、風俗の中でも比較的相場が高いソープランドは利用者が減少傾向にあります。
そのため、少しでも集客を増やすために、高級店でも低価格のコースを創設したり、お店自体を低価格店にしたりして、なんとか経営を続けているお店も少なくありません。
さらに、日本人以外にもインバウンド客を対象にしたお店も登場していて、そういったお店ではインバウンド客による利益の割合がかなり高くなっています。
しかし、今回のコロナショックでは健康被害を恐れる日本人男性客の足を遠ざけ、さらにインバウンド客も激減したことにより、ほぼ全てのお店の利益が激減している状態です。
2月は元々閑散期ではありますが、それに加えての今回のコロナショックの影響でダブルパンチになっているわけです。
さらに長引けば将来的に倒産ラッシュもあり得る
本格的にコロナショックとして経済に影響が出るのは、これからさらに2~3ヶ月後と予想され、専門家の予想でも5月がピークとする方も少なくありません。
給料がすぐに激減するというわけではありませんが、普通の人は財布の紐が固くなり、ソープランドで散財する姿は少なくなるでしょう。
そんな状況が数ヶ月も続けば、企業体力があるグループ系列の店ならばともかく個人でやっているようなお店は、資金難で営業出来なくなってしまうのではないでしょうか。
とはいえ、ソープランドは普通のお店に比べてそこまで極端に費用がかさむということはありません。
人件費の大半を占めるソープ嬢への給料は基本歩合制ですから利用者が減ればその分給料を支払う必要は無くなります。
男性スタッフは固定給なのでその分の費用は発生しますし、光熱費なども継続して発生しますが、最悪それだけ稼ぎ続ければこの苦境は乗り越えられる可能性は高いでしょう。
経営面から見ても今回のコロナショックは無視出来ない影響があります。
各国で非常事態宣言が出される中、今後のソープランド業界にどのような影響が出てしまうのでしょうか。
次回は、利用する男性客の立場からコロナショックを取り上げてみます。