ソープ嬢を目指す女性たちの実態レポート

現在のソープ業界は「コンパニオン過剰」状態とも言われています。
実際にどのソープ店にも昔からは考えられないほどの在籍嬢がおり、個室数が全く足りていない状態だそうです。
ではなぜ、現在の日本人女性の多くがソープ嬢を目指すのでしょうか?
筆者ができるかぎりの人脈を使い、知り合いのソープ嬢やその友人たちに依頼をし、ソープ嬢たちの実態を取材しレポートしてみました。

●「離婚」を機にソープ嬢へ
日本の離婚率は戦後最高だそうで、その数値はいまだに右肩上がりに増えているそうです。
3組に1組が離婚していると言われていたものが、2組に1組が離婚をする日もそう遠くはないという推測なのです。
現在女性の社会進出がめざましくなったと言われていますが、それでも子供を抱えたシングルマザーが十分に稼げる仕事というのはそれほど多くはありません。
また保育施設不足もまだ解消されていないので、私営の託児所に預けるとなるとさらに費用がかさんでしまいます。
離婚をしてシングルマザーになったことをきっかけに「貧困家庭」の道を転がり落ちるケースもめずらしくなく、最後の受け皿としてソープ嬢を目指す・・・これが多いパターンのようです。

●労働環境の悪化
「働く女性」が推奨され、女性の社会進出・男女雇用均等など、一見素晴らしい社会になっていると思われる日本ですが、実際にはそうではないようです。
男女の区別をなくしたために、結局は苦労をしているのは女性であり、過去には絶対にしなかった肉体労働などに従事する女性も増えています。
もちろん法整備は男女平等であっても、女性が男性よりも非力であることは変わりません。
なのに「平等」を重視し過ぎたために、女性には耐えられないような労働環境が出来上がってしまったのです。
ソープランドは、女性が女性として最も尊重され、必要とされる職業ですから、そのへんの一流企業と比べても待遇が天と地ほどの差があります。
女性として大切に扱われ、そして高額なギャランティーが約束されているのですから、今や女性にとって「隠れた人気職業」となっているのです。

●将来の不安
現在では銀行の金利もゼロに近い状態なので、頼れるものは「金」ということになります。
アベノミクスによって景気が少し上昇気味になっている現在ですが、結局や高学歴やIT関係者など、得をしているのはそういった人たちばかりです。
学歴もスキルもない一般女性は逆に「格差の落とし穴」に落ち込んでしまっているのが現状です。
格差の中には「透明の壁」があるといわれ、現在格差の底辺にいる人はどうあがいても上昇できない社会構図があるとも言われています。
それを女性たちは肌で感じています。そこでその壁を突破できる方法として「ソープ嬢」を選択するようです。
そのへんの小企業の社長よりも稼げると言われているソープ嬢ならば、短期間で一生食べるだけの貯蓄を残し、あとは安全な投資などでに回すことができれば、将来の不安を解消することができるのです。
実際に現在のソープ嬢の中には、昔のソープ嬢のように夜遊びに惚けることなくしっかりと資産管理をしながら、将来に向けての準備を整える子が多いそうです。

●おわりに
時代は変われど風俗を目指す女性の目的は「金」です。
しかし、現代のソープ嬢たちは昔の風俗嬢のように荒んでいる様子はなく、しっかりと未来を見つめた上でソープ嬢を目指しているケースが多いのに驚かされます。