男女の視点から見る昔のソープランド

不況が続いている日本、「昔は良かった」とつい口に出てしまう事も珍しくない昨今ですが、ソープランド業界でも昔を懐かしむ声は絶えることはありません。それは利用する客側からの言葉だったり、店側であるコンパニオンの女性などからであったり。両方からそういった声が出るということは、やっぱり昔の方が景気が良かったのでしょう。

男性側からの視点で昔のソープランドを振り返ると、よく言われるのが「昔の方がテクニックがあった」という感想です。ソープランドで行われる様々なプレイ一つ一つのレベルが高かったと感じている方が多いようで、フェラや洗い、マットにベッドの作法など、昔の方がキッチリ行われていたという印象が残っているようです。

これは思い出を美化しているとも考えられますが、一概にそうとも言い切れません。昔のソープランドでは講習が行われていて、客に付く前に最低限のテクニックは教えて貰えました。しかし、今のソープランドでは講習をやることの方が珍しいですし、そもそも女性が講習を嫌がることも多いので、技術が無いまま店に出さざるを得ないという状況になっています。

また、素人接客とか恋人接客というものが行われるようになり、その名を借りて素人同然の手抜き接客を行う店が増えたことにより、より一層レベルの低下と思われているのかもしれません。

女性側からの視点ですと、「昔より稼げなくなった」という一言に尽きます。昔は時間が空くことの方が珍しく、容姿が悪くて技術が無くて常識外れでもそれなりに稼げていたという時代です。しかし、現在ではそのようなことはなく、最低限の容姿や技術、常識が無いと働くことすら出来ません。稼げる人と稼げない人がハッキリしたというべきでしょうか、その稼げる人でも昔より手取りが減ったと言う意見が多いようです。

こうした収入の減少は、相場の低下も関係ありますがそれ以上に利用客の減少が関係しているのは間違い有りません。若い世代にソープ遊びに興味が無くなった人が増えたのもありますが、昔から利用していた男性が高齢化で利用頻度が落ちたというのもあるでしょう。また、上記の通りレベルの低下を感じて料金に見合わないと思っているかもしれません。

どちらにせよ、昔に比べて現在のソープランド業界は兎にも角にも厳しい状態というのは事実です。この先ソープランドがどんな形になっていくのかはわかりませんが、10年後には現在のソープランドも「昔は良かった」ではなく「昔は酷かった」と言われるような状態になって欲しいものです。