地元民だからこそ利用を避けることもある

面白いもので、人は身近になればなるほどその存在に近づかなくなることが多く、例えば「東京に住んでるけど東京タワーに登ったことがない」という人は結構多いと言われています。観光名所ですらこうなのですから、ことそれが風俗街であればよりその傾向は強くなるようです。

雄琴のソープ街がその顕著な例と言えますが、雄琴ソープ街は繁華街から離れた郊外に形成された大規模ソープ街。ソープ好きの間では当然のこと、地元民ならまず知らない人がいないという場所です。そして、この雄琴ソープ街も「地元民ほど近づかない」という場所の一つなのです。

■地元民だからこその悩み
雄琴のソープ街というのは、いわゆる郊外型のソープランドで周囲には本当に何もありません。特筆すべきような商業施設などもありませんし、住居ですらそんなに多くありません。地元民からすれば、そっちの方へ向かうだけで「あ、ソープランドへ行くつもりだな」なんて思われてしまうわけです。

ソープランドというのは法律的に真っ当な商売ではあるものの、やはり利用していることが周囲にバレるというのは避けたいのが人情というものです。地元民には即バレしかねないという環境が地元民がソープランドを利用する際に、金津園や福原の方へ向かうという選択をさせてしまうことになるのです。

■地元民でもソープデビューは雄琴
そんな雄琴の地元民ですが、ソープデビューをする際に限っては雄琴を利用することが多いようです。特に高校を卒業して大学生になったばかりの若者が、バイトしてお金を貯めて大学の先輩などにソープへ連れていかれるというのが一種の通過儀礼になっているのです。

他にも18歳になって免許を取ってドライブをするにあたって、雄琴ソープは行きやすい場所です。国道ですし交通量も少なめで運転しやすく、初心者のドライブとしてはやりやすい道路ですし、ソープ街のメインストリートを冷やかしに行くだけでも若者には楽しいものですし、そのついでにソープデビューということもあるそうです。

最近では、かつては共存していた温泉街がソープ街と完全に袂を分かち、雄琴という土地のさらなるイメージアップのために排斥運動を行っているという話もあります。そういった運動が起こる中、その運動に参加していない地元民でもちょっと行きづらくなるというのはしょうがないことなのかもしれません。雄琴の地元民には地元民のジレンマというものがあるようですが、そういった雰囲気に負けずに是非とも雄琴のソープランドを利用して頂きたいものです。