福原ソープ街には、数千人のソープ嬢が日夜サービスを提供しているといわれています。
一般女性はもちろんのこと、ソープ街に通う男性であっても、彼女たち「福原ソープ女子」がどういった経緯でソープ嬢としてデビューをしたのかを知る人は少ないでしょう。
どんな女性でも、将来の夢の職業が”ソープ嬢”であるわけはありません。
人生の途中に何らかのアクシデントや不幸があり、ソープ店への就職を決意したのです。
「福原ソープ女子の履歴書」と題して、福原ソープ街で働く数人のコンパニオンにこれまでの経緯を告白してもらいました。
★某大衆店勤務 Aちゃん(22才)の場合
まず、一人目は、福原ソープ街の人気大衆店に3年勤務するAちゃんです・・
「私の場合は借金ですね・・・遊ぶお金と生活費をキャッシングで借り入れして返済できなくなりました。自己破産は嫌だったので、最初は大阪のピンサロで働いてたんですけど、稼げない店でね・・・身を切って働いてるのに借金も思うように減らなかったんで、ソープ嬢になることを決意しました」
—–ヘルスやピンサロからソープ嬢になるのは一番多いパターンじゃないでしょうか。
最初は「本番」がないという利点で、ソフト系風俗を始めやすいのですが、やってみれば「本番の有る無し」はさほど問題にならないようです。
結果的には収入の高いソープランドへ移籍するんですね。
★某格安店 Bちゃん(23才)の場合
二人目は、コンパニオンの在籍が多いことで有名な格安店に1年勤務のBちゃんです・・
「私は現役大学生で、親がリストラして仕送りがストップされたことで福原で働くようになりました。毎年の授業料と生活費を、ふつうのバイトで捻出するのは不可能なんです。勉強もしなくちゃいけませんし・・福原には現役の大学生多いですよ。私が知ってるだけで4人います。大学卒業しても就職に不安もありますから、最後の保険としてもソープランドにいると安心できますしね」
—-日本の不況は学生たちの生活までにも影響を与えているようです。
本人の理由ではなく、親の経済状況によって性風俗で働かなければならないとは、不憫な身の上です。
現在では彼女のような現役大学生ソープ嬢が数多く存在するのは、社会問題にもなっていますね。
★某格安店 Cちゃん(19才)の場合
3人目は、なんと”19才”という若さで格安店に半年勤める人気嬢Cちゃんです・・
「高校卒業して就職したんですけど、会社に合わなくて辞めて1年で辞めてしまいました。面接に行ってもなかなか就職できなかったときに、たまたまネットで求人を見つけてデビューしました。将来ファッション関係の会社を起業する夢があるんで、今はその資金を貯めています」
—-いわゆる「平成っ子」と呼ばれる女の子たちは、ソープ業界に新たな新風を巻き起こす存在です。
「お金のために」と、将来の夢のための軍資金作りにソープ嬢となるCちゃんのようなコンパニオンは、仕事も良くできてしかも健康的です。
現実的な感性はまさに現代の申し子といってもいいでしょうね。
今回インタビューをさせてもらった3名のソープ嬢は、みな大人しいイメージで、街を歩いていても目立ちませんし、ソープ嬢であることを感じさせないような”普通の子”でした。
福原のソープ女子の履歴書は、社会の裏側を表す写し鏡のようにリアリティーがあるのでした。