まだまだ動きのある福原のソープランド

兵庫県神戸市にある福原は、ソープ街として風俗好きの間ではとても有名な場所であり、ソープランドが消えゆく現在では、関西のソープ需要を満たす数少ない場所となっています。ソープ街と呼べる規模の場所は関西圏ではここか雄琴かというものですし、兵庫県内だけでなく大阪や岡山などの近隣県からも、ソープランドを目的に訪れる客というのは少なくありません。

では、現在の福原も昔のような活気があるのかというとそうではありません。日本全国的にソープランドが下火になって徐々に店舗件数も減少しつつあり、福原もその流れに逆らうことは出来ておらず週末や休日の活気はともかくとして、平日などはやはり閑散しているという印象は拭えません。しかしながら、福原はまだまだ終わったソープ街というわけではありません。

その理由として挙げられるのが、「新規開店などが年に数軒は行われていること」です。先述の通り、ソープランドというのは日本全国で下火になりつつあり、利用者の減少なども相まってその数は毎年少しずつではあるのですが減少の一途を辿っています。規制強化などの影響が大きいのですが、こうした中で福原では多少ではあるものの新規開店やリニューアルオープンといった流動性があり、少しでも新しい客層を開拓することが出来ています。

福原のソープランドのほとんどが加入している神戸特殊浴場協会が公開している新規開店などのデータでは、ここ数年の間毎年5軒前後の店舗が開店・リニューアルしており、流行や需要に合わせて店が入れ替わりを行っています。利用者の希望に柔軟に答えられるというのは生き残りには重要なことですし、そういった努力を続けることは決して無駄ではないと言えます。

毎年徐々に入れ替わりがあるものの、そうした入れ替わりを乗り越えた老舗は非常に長く営業を続けているのも福原の特長で、高級店などはもう10年選手というのも珍しくありませんし、格安店や大衆店といった入れ替わりのある価格帯でも同じくらいの老舗もあります。今の時流によって出来た店と昔のサービスを受け継ぐ店が混合しているという状況で、ソープ好きにはたまらない街になってきているのではないでしょうか。

日本のソープランド全盛期だった80年代~90年代の頃とは大きく変わった現在の福原ソープランドですが、現在には現在の店の良い所というのがあります。近年では大阪の新地などが話題になりがちですが、福原のソープランドもまだまだ捨てたものではないのです。