一般の人では知る由もないソープランド業界・・・
だれしも一度くらいはその裏側を知ってみたい、と思ったこともあるでしょう。
不景気の続くわが国日本では、会社をリストラになって風俗業界で人生をやり直そうとする人も少なくありません。
元某有名企業をリストラにあい、ソープランドに入店した男性スタッフの赤裸々な体験日記をご紹介します。
●会社の大量リストラの対象に・・・
「大学を卒業して社会人1年生として会社に入社しました。厳しい社会情勢で、自分の勤めていた会社でも業績が悪化して大量リストラの嵐が吹き荒れました。そして自分もその対象に・・・新たな職場を探しに奔走しましたが、状況は厳しく、何気なくみていたソープランドの求人広告に応募しました」
—–ソープランドの男性従業員は、現在ネットで求人をするのが一般的です。
労働条件が低下していると言われている現在の日本の中にあって、初任給や待遇も平均以上のソープランドでは、応募者も多いのです。
●店長による面接・・・そして即決
「面接は店長がしてくれました。店長も僕と同じで元サラリーマン。失業してソープの従業員になり、店長になったそうです。僕の苦労を分かってくれて親身に話を聞いてくれました。店長はすっかり”業界の人”といった感じで、ブランドモノのスーツに高級腕時計を身につけ、何処から見ても成功者でした。なんだか、将来が明るく開けたような気分になり、入店を即決したのです」
—–店長を含むソープランドの従業員の経歴は多岐にわたりますが、最近では「元サラリーマン」が多くいます。
早ければ数日か月、1~2年位で出世が可能な業界ですから、やる気のある若者にとっては魅力的な職場なのかもしれません。
●初日、スタッフ全体に紹介・・・緊張のコンパニオンとの対面
「ソープランドは特殊な業界ですから、入店が決まって先輩たちに紹介されるときにはかなり緊張しました。
そして一番気になっていたのが”コンパニオン”の存在です。しかし、いざ先輩たちと顔合わせをすると、みなさん一様に”普通の人”で常識をわきまえた人たちで安心しました。・・・そしてついに緊張のコンパニオンとの顔合わせでしたが、彼女たちもフレンドリーで一般女性とそれほど違わないことに拍子抜けしたのを覚えています。ただし露出の多い衣装には多少ドギマギしましたが・・・」
—–”ソープランド”と聞くと常軌を逸した世界・・・のように想像する人も多いようですが、実際には普通の会社とあまり差はありません。
●3ヶ月は雑用だけ・・・
「入店して3ヶ月は普通の会社と同じで雑用がメインの仕事です。店内の掃除や、お客が帰った後のタオルやシーツの片付け、コンパニオンに頼まれた買い物など”丁稚奉公”という言葉がぴったりです。それほどハードではありませんが、お客が店内にいるときなどは男性スタッフもピリピリとしていますので緊張感がはしります」
—–ソープランドも他の企業と同じで、最初は雑用的な仕事をします。
●4ヶ月経過~雑用もステップアップ
「入店して4ヶ月くらいで、自分にも後輩ができたことで仕事のレベルも上がりました。お客の送迎やお出迎えとフロントでの接客、会計などもするようになりました。以前の会社でも営業職だったので、お客とコミュニケーションをとることに抵抗はありませんでした。店長から店のカギを預かって開店準備をし始めたときには遅刻が怖くて目覚まし時計を4つ買ったのを覚えています・・・」
—–どんな業種でも新たな仕事を任されるようになると嬉しいものです。
4ヶ月ではまだ他業種では新人ですが、ソープランドではそれほどゆったりはしていません。
数ヶ月経つとすでに「戦力」として考えられるのです。
●半年経過~店長と同席することが増え始める
「半年が経つと、コンパニオンの面接や外回り業者との接触、広告会社との打ち合わせなど、多くの場面で店長と行動を共にすることが増え始めました。ただ”同席”しているだけですが、店長はそれぞれの業務の意味や大切さを教えてくれました。この頃からソープ業界の裏側や骨子などを知ることになり、仕事に面白さを感じ始めました」
—–店の人事は店長に権限があります。
「見込みあり」と思われると、行動を共にしてソープ店経営の”感覚”を勉強させるのです。
●1年経過~ネット広告の企画を任された!
「1年が経った頃に店長に呼び出され『ネット広告の原案を考えてみるか?』と言われました。店の売上に直結する仕事だったので不安もありましたが、チャンスを感じて喜んだのを覚えています。そして寝る時間を削って考えた原案が気に入ってもらえ、はじめて配信したのです」
—–ソープ業界において「広告」は生命線だといえます。
彼のように入店1年で、経営の中枢作業に関われることもこの業界では珍しくありません。
●一番難しいのが「コンパニオン」の管理
「しだいに店長は僕をお店のコンパニオンと接触させる時間を増やしていきました。閉店後、数人のコンパニオンを引き連れて食事に行く席にも僕を同席させてコミュニケーションを取らせたのです。長く勤めて分かったことですが、店長にとって一番大切で難しい仕事は『コンパニオンの管理』です。わがままだったり、やる気がなかったりする子もたくさにますし、そういった子達に仕事に集中させて機嫌よく働かせるのは大変むずかしいことでした。また、コンパニオン達に嫌われてしまっては店長でもひとたまりもありません。密室で目の行き届かないプレイルームの中で手抜きなく仕事をしてもらうには『信頼関係』を築くことが最優先だということを学びました」
—–コンパニオンはソープ店の主役であり、広告よりもさらに大切な要素です。
コンパニオンに関することを任されるということは店長からは絶大な信頼を受けている証でもあります。
インタビューを受けてくれた彼は、現在「店長候補」として修行中です。
給料はサラリーマン時代の約2倍になり、生活水準は驚くほど良くなったそうです。
厳しいところもあるソープランドの世界ですが、落ちるも上がるも早く成功者を多く生み出している業種でもあるのです。