意外と知られていないソープランドの営業時間の変化

お店というのは、どんな業種であっても必ず営業時間というものが決まっています。
コンビニやファミレスなど24時間営業している所もあるものですが、日本全国のお店を見ればそれはほんのごく一部の話で、ほとんどはある程度営業時間を定めています。
風俗であるソープランドも営業時間は決まっていて、他の業種と違うのは「法律によって営業時間を定められている」ということです。
それも昔と今では法改正によって変わっており、その変化に気づいていない方も多いのではないでしょうか。

日の出営業が禁止になって全国一律に

ソープランドの営業時間といえば「日の出~LAST」というのが長らく常識となっていて、それで覚えている方も多いでしょう。
いわゆる日の出営業というもので、日の出という言葉からとても朝早くからやっているイメージを強く印象付けています。
しかし、この日の出営業は2016年の風営法改正によって6時からと定められ、以前のような曖昧さは一切無くなりました。

そもそも日の出というのは時期や場所によって大きく異なります。
南北に長い日本列島では、北の札幌と南の那覇では約30~90分程度の差が出てしまうことから、日の出営業ですと不公平になってしまいます。
この改正による統一によって全国一律に6時からの営業が可能となり、日の出が6時以降だった場合でも日の出前から営業することが出来るようになったのです。

LASTの時間も以前と少しだけ変化

始まりの時間が変われば終わりの時間も変わって当然ということで、営業終了の時間についても変更が加えられています。
ソープランドの営業については、2016年の改正によって「6時~23時59分」となり、0時~6時までは完全に営業出来ないという形になりました。
基本的に0時にはお客さんが完全に居ない状態になっていなければならないため、以前のような0時ギリギリに新規客を入れて午前1時過ぎでも接客中というのは認められなくなっています。

そのため、営業時間こそ23時59分までとしていたとしても、最終受付時間はそれに収まる範囲になっているお店も増えています。
22時30分なら90分コースまでとか、23時なら60分コースまでで延長無しといった具合で、ホームページなどにも明確に記載することも増えたので、わかりやすくなったとも言えるでしょう。

法改正から5年の月日が経っているものの、意外と知らない人も多い営業時間の変化。
絶対に覚えておかなければいけないということではないですが、知っておけばちょっとした話の種にもなるかもしれませんので、ちょっと頭の片隅にでも入れておきましょう。