新型コロナの影響を受けるソープランド業界について、過去2回お店・男性客としての立場から取り上げましたが、最後は働くキャストの女性としての立場からコロナの影響を考えてみましょう。
キャストの女性は、ソープランドにおけるメインであり、良くも悪くも影響を大きく受ける位置なので、今回の騒動では一番割りを食う立場でもあります。
利用客減で収入大幅減
今回の騒動でキャストの女性に一番降りかかるのは、収入の大幅な減少という問題です。
ソープランドで働く女性は、接客した分だけ給料が発生する歩合制での契約になっていて、接客出来なければ給料が発生しないシステムです。
そのため、利用客が減少するということはそのまま給料を得る機会が少なくなるということです。
いくら高額給与が設定されていたとしても、そもそも発生しなければ意味がありませんから、利用者が減ってしまうことは致命的なのです。
また、ソープ求人では日給保証という制度も存在しますが、条件をクリア出来なければ保証が発生しません。
お店によって条件は違うのですが、その際に指名本数が条件になっていればなかなか達成も難しくなるでしょう。
保証についてもあまりあてにならない状況と言えます。
健康被害で治療費の心配も
収入減をカバーしようと出勤を増やすと、次に問題となるのが新型コロナウイルスへの感染リスクです。
感染力が高いこのウイルスは、もし感染者の接客をすればほぼ確実に感染するでしょう。
治療には当然お金が掛かりますし、さらにその間は完全に出勤出来なくなりますから、その間は無収入。
収入が無くなり出費が増えるという最悪の状態になってしまうわけですから、単純に出勤数を増やせば良いという問題ではないのです。
こんな時こそ営業が大事
そこで、このような時に重要となるのが営業です。
LINEなどの連絡先を交換しているお客さんに営業メールを送って、お店に遊びに来て貰うわけです。
もちろんお客さん側もコロナ感染を警戒して来てくれない可能性も高いですが、少しでも安心して貰えるように一般のフリー客や指名を完全に断って、営業メールでのお客さんだけに絞るというのも一つの手です。
普段は全く連絡しないのにこういう時だけ連絡すると逆に反感を買うかもしれませんが、それも結局は日頃の接客の結果ですので、しょうがありません。
使える伝手はしっかり使ってみれば、収入減を多少をカバー出来るかもしれません。
今回の新型コロナウイルスの流行は、終息が何月になるかは全くわかりません。
もし政府が終息宣言を出してもあてにならないというのが実情ですし、ソープランド業界への影響はまだまだ続くことが予想されるでしょう。
ぜひそれぞれの立場からこの苦難を乗り越えて、落ち着いた後に再び安心して遊びにいけるようになっていて欲しいものです。