ソープランドもサブカルの時代~オタク界隈のソープカルチャー

昔はソープランドといえば、夜遊び好きな男性の遊び場でした。
夜の街を熟知し、また女性との恋愛を謳歌しているような遊び人たちで、ソープランドの待合室は埋められていたのです。
しかし最近では、アニメやゲームに興じる、いわゆる「オタク男性」をソープランドで見かけることが多くなりました。
これには社会背景など様々な原因があるようです。
サブカル化し始めているソープランドの一面を考察してみました。

景気の低迷・経済の変貌

日本の景気は「失われた20年」という言葉があるように、長年の不景気が続いています。
昔繁華街を闊歩していた羽振りのいい男性たちは、見事にその姿を見せなくなってしまったのです。
もちろん繁華街に人が減ったことで、ソープランドへの客入りも少なくなります。
そしてそれに変わって「オタクっぽい男性」がソープランドへやって来ることになったのです。
実はオタク男性は平均収入が高い傾向にあることはあまり知られていません。
その理由は「IT能力の高さ」です。
現代のIT全盛の時代には、昔はマニアックな存在だったコンピューターを操る技術が、職業スキルとして最も有力なものになっています。
オタク男性にはプログラマーやネットビジネスに長けたもの、あるいは副業で大金を稼いでいる男性が多く収入が多いのです。
アニメやグループアイドルに多額の金銭を使えるのも、そういった背景があるのです。

インターネットの普及

昔のソープランドというと、遊びなれた男性が後輩などにソープランド情報を口伝えで教えることで情報が広がっていました。
それだけソープランドはグレーな雰囲気のある閉鎖的なサービスだったのです。
これでは女遊びが苦手なオタク男性たちは怖くてなかなかソープデビューをすることができません。
オタク男性は繁華街で遊んでいるような知り合いは少ないので、情報がまったく入ってこないのです。
しかし最近のネットの普及によって、未経験者でも正しいソープランドの情報を知ることができるようになりました。
情報強者のオタクたちは、ネットを駆使してソープランドの情報をたくみに収集し、SNSなどでコミュニティを構築してそこでリアルな情報を交換しているのです。
情報が十分に揃えば、もうソープランドは”未知の世界”ではありません。
それによってオタク男性たちがこぞってソープランドに押しかける現状ができているのです。

ソープ店のコンセプトがサブカル化している

ソープランドは商売ですから、できるだけ多くの人数がいる層をターゲットにします。
すでにソープ業界は、世間でオタクカルチャーが流行っていることを察知し、店のコンセプトをそれ向けに作り変えているのです。
オタク男性が好きそうな清楚系の若い素人っぽいソープ嬢で揃えたり、アニメ系コスプレやアイドル系のコンセプトを打ち出し、オタク男性を誘っています。
実際に昔多かった水商売系のソープ嬢は激減しているのです。
こうしてビジネス的にターゲットの変換をすることで、現在のソープランドは”サブカル系”と呼ばれるほどオタク向けな雰囲気に変貌しています。

まとめ

一般的にオタク男性は女性との付き合い方が下手で、恋愛に飢えていることが多いようです。
そこに自分の好みにピッタリとソープランドがハマったことで、多くのオタク男性がソープデビューを果たしているのです。
これはソープランドだけではなく、ヘルスやピンサロ、デリヘルにも共通することです。
現在ではオタク男性の性の拠り所として、ソープランドを始めとする風俗業界が盛り上がっているのです。