日本の男性にアンケートをとると、「風俗経験したことがない人」がある人を大幅に上回ります。今や射精産業は、ソープランドを始めとする風俗業ではなく、自慰行為のためのAVやオナニーグッズなどが多くを占めているのです。
また、風俗デビューはなかなか一人ではできにくいものです。昔は現在よりも情報が希薄だったため、風俗にはさまざまな噂や都市伝説がつきまとい「怖いところ」という印象が強く、友人や職場の先輩に教えてもらって初体験するというのが、最も多いデビューの道筋だったのです。人間関係が濃密ではなくなった現代の日本では、こういった事情が重なることで風俗未体験の男性が増えたのでしょう。
●アラサー・アラフォーの風俗デビューが増えている
生涯未婚率が危機的なレベルにまで達していること、セックスレス夫婦が増えていることなどが原因で、最近ではアラサー・アラフォーの男性の中に、性欲のはけ口をソープランドなどの風俗店に求める人が増えつつあるようです。
そして、現在ではインターネット端末は誰でも持っていますから、興味本位でネット検索し、そこに繰り広げられている艶めかしい世界を目の当たりにするのです。実際にその中の何割かが、見事風俗デビューを果たし、その数は年々増えつつあります。性欲そのものは思春期などの若い男性の方が高いのは当然ですが、年を取ってからの覚醒は一種独特の激しさがあり、深くはまり込むほど夢中になるのです。
●「衝撃」と「後悔」が共通した感想
アラサー・アラフォー男性がソープランドデビューをしたとき、口を揃えて出て来る言葉が「衝撃」と「後悔」です。”衝撃”は当然のことですが、”後悔”というのは「もっと早く知っていれば良かった、人生を損した気分だ」ということです。童貞であっても既婚者であっても、ソープランドで繰り広げられる性的サービスの数々は、まさに別世界の代物であり、怒髪天の衝撃を受けることは間違いのないようです。
●豊富な資金力が後押し
童貞であったり、これまで風俗を経験したことがない男性は、たいてい仕事がまじめで、それなりのステイタスを築いているものです。自由に使える金額は世間の男性の平均よりもはるかに高く、それは同種の男性がハマりやすい「アイドルの追っかけ」「アニメ」「ゲーム」につぎ込む金額の多さからも、容易に推測できます。
中には、ソープランドの方に資金を投入したいために、その他のお金のかかる趣味を止めてしまう男性もいます。それだけソープランドには魅力が多いということになるのでしょう。
●ソープ嬢の変化も拍車をかける
アラサー・アラフォーで風俗経験のないような男性は、女性の好みも独特です。たいていが「清純派」好みであり、妖艶な魅力のある女性にあまり興味をそそられないのです。
以前ならばソープランドは、その”妖艶な女性”の宝庫でしたが、最近ではまったく毛色が違っています。まるでアイドルと見間違えるほどの可愛いルックスと、低年齢、そして風俗嬢と思えないほど清純さただよう雰囲気など、アラサー・アラフォー男性のストライクゾーンにぴったりとハマるような子が急増しているのです。こういった、ソープ嬢の全体的な変化もまた、アラサー・アラフォー男性をソープランドに惹きつける要因として考えられます。
●おわりに
男性はセックスの経験によって、”オス”としてのターニングポイントを通過します。「セックス以前」と「セックス以降」では、人格や価値観するらガラリと変わってしまうこともめずらしくないのです。
またこれは「風俗の経験」にも当てはまります。これまで真面目な恋愛しかしたことがない人が、セックスのプロフェッショナルであるソープ嬢のサービスを受けることで、脳の中で何かが弾け、そして覚醒するのです。アラサー・アラフォーの男性の中で、人生に行き詰まりを感じたのなら、迷うことなくソープランドの門を叩いてみましょう。そこで「第二の人生の扉」を開くことができるかもしれないのです。