新人ソープ嬢が最初に驚いた「すごい客」の話

ソープランドは現実界とは大きくかけ離れた異次元の世界です。
とくに一般女性は、そこで何が行われているかを知ることはありません。
最近ではユーチューブなどでソープランドの動画もありますが、現実の接客を盗み撮りしたものではなく、あくまで「観られることを前提として撮影したプロモーションビデオ」なのです。
—–どんなソープ嬢にも「新人」の期間があります。
そして、ソープのことを知らない一般女性からデビューを果たしてしばらくすると、必ずといってよいほど、お客からの”洗礼”を受けるのです。
男性客の中には変わった性癖をもつ人も少なくなく、そういったお客はまだまだヒヨッコの新人ソープ嬢からすると”驚異”に映ります。
いくつかの実体験をまとめてみました。

●アナルファッカー
アナル好きは多く、「入れたい人」と「入れられたい人」に別れます。
入れたいお客に対しては、ソープ嬢は嫌ならば拒否することができるのでそれほどの脅威ではありません。
問題は「入れられたい人」のほうです。
フェラ手コキプレイの派生として「指入れ」のテクニックもあるので、たいてい新人であってもお客のリクエストには応えてくれます。
しかし「手首まで」とか「肘くらいまで」という次元を超えた性癖、いわゆる「アナルファッカー」を新人が目の当たりにすると、かなりの衝撃を受けることになるようです。
ここまでくると、ソープ嬢の許容範囲は超えており、手首を入れられてもがく男性に対してどう対処すればいいか知る新人はそうはいないでしょう。

●赤ちゃんプレイ
ソープ嬢を母親に見立てて甘える「赤ちゃんプレイ」を好む男性もかなりの数が存在するそうです。
意外にお硬い仕事をされている男性に多いとの情報もあります。
赤ちゃんプレイと、一言でいっても、迎え入れる女性にはそれなりの演技力などスキルが必要です。
実際に子供を育てた経験のある人妻ソープ嬢ならば、そう違和感なく受け入れられるかもしれませんが「若い子に甘えたい」というコアプレイヤーも少なくありません。
20歳くらいの新人ソープ嬢が50過ぎた男性の赤ちゃんプレイに対応できるのでしょうか?
そうとうのショックを受けることが容易に想像できます。

●スパンキング
「スパンキング」とは”叩くプレイ”のことを指します。
これも「叩きたい人」と「叩かれたい人」がいますが、アナルプレイと同様に叩きたいというお客に対しては断ることができます。
ソープ嬢は店の大切な商品ですからそれは常識なのです。
しかし、叩かれたい人には新人ソープも困ってしまうようです。
スパンキング愛好家は、変態系の中でもかなり特殊なほうであり、ソープ嬢でも対応の仕方がイマイチわかりません。
これも「女王様」のところに行ってもらった方が良いのですが、「か弱い子に叩かれたい」という愛好家も多く、あえて新人ソープ嬢を狙ってくるのです。
とくに女性は「人を叩く」という行為に慣れていないもので、「もっと強く!」と懇願されてもどうしても本気でスパンキングできないものなのです。

●唾液・聖水
「唾液」や「聖水」を欲しがる男性は昔から一定数存在します。
またそういった趣味を持つ男性は、たいてい若くて清純そうで、大人しそうな少女を好むのです。
聖水はソープ嬢によりますが、唾液に関してはベテランならばいくらでも提供してくれます。
しかし、まだ精神的武装ができていない、新人ソープ嬢にはトラウマになりかねないプレイとなるでしょう。

●オナニー鑑賞
オナニーを観たい、または観てもらいたいという男性もソープランドにはよく現れます。
なぜか、最近ではその数を増やしているそうです。
ベテランソープ嬢が、オナニーをしているところを観てもらいたいという客が来たなら、それは”ボーナスチャンス”のようなものです。
自分は一切サービスしないで、料金を支払ってくれるのですから、これほど楽な客はいません。
しかし、新人ソープ嬢ではこれも対処に困るようです。
なぜなら、新人ソープ嬢は「間が怖い」からです。
ただでさえ緊張するお客と二人の空間で自分が何もしないと、気持ちの置き場がなくなり居た堪れないんですね。

●おわりに
こういった「すごい客」を何人も経験することで、新人ソープ嬢たちは強く育っていきます。
ソープ嬢のあの落ち着きはらったような独特な魅力は、こうした修羅場をくくることで作られていくんですね。