ソープランドの求人は、一般の求人に比べてはるかに高給です。高級ソープであれば、ほんの2日3日で一般的なサラリーマンの1ヶ月分ぐらい稼げてしまうというもので、ソープ業界では最低ランクの格安・激安ソープであっても、1週間程度でそれぐらい稼げてしまいます。東京のバイトなどでも時給1,000円ですが、ソープであれば60分なら安い所でも7,000円前後、中級ですと15,000円前後が報酬になりますから、ソープの求人が高給というのは事実でしょう。
それならばソープ求人であれば、何処で働いても稼げるというわけでもありません。ソープ業界では、そもそも時給制ではなく完全歩合制。接客出来なければ1円にもなりませんから、少なくとも接客出来るような店でないと稼げません。店によっては客入りなんかも違いますし、それ以外にも気を付けるべき部分もあります。
例えば、ソープ業界では当たり前となっている「引かれ物」です。ソープランドでは、収入に対して色々な名目で減額されていきます。上記の金額はあくまでも接客したことで発生した報酬、さらにそこから様々な減額が行われた分が手取りとなるのです。
この引かれ物ですが、店ごとに額や種類が違います。これの条件次第では額面の上では高単価かもしれませんが、実際に手に出来る額は思った以上に少ないということにもなりかねませんから、ソープの求人に応募するのであればこの辺りもしっかりと確認しておきたい所です。
減額される名目ですが、タオル代やローション代といった消耗品などを指す雑費、女性が店側に払う税金、女性が男性スタッフに出すボーナス、当日欠勤などの罰金などが一般的でしょうか。税金やボーナスなどは月額制、雑費は本数に応じて減額または1日の報酬の5~10%、罰金は固定額というのが一般的です。他にも、出稼ぎで店の寮などを利用しているならば寮費が、送迎を使っているならば送迎費、パネルなどに使う写真代、性病検査などの費用として性病検査費などもあります。
勘違いしてはいけないのが、これらは全て「店と女性側のやりとり」であって「税務署と女性」ではありません。いくら支払っても国からかかる税金が安くなることもありませんし、「店に税金払っているから確定申告をしなくてもいい」というわけにはいかないのです。
最近では、単価を下げるがこうした引かれ物も取らないというソープランドも出てきています。「色々と理屈つけて引かれるのがイヤ」という方は、色々と求人を見比べて、満足出来る条件を出している求人に応募するようにしましょう。