ソープランドがなくならない4つの理由

ソープランドをはじめとする現代の日本の風俗はなぜなくならないのでしょうか?
日本を含む先進国では、女性の権利は年々拡大し、今や男性よりも優位な立場になっていると言っても過言ではないのにです。
ソープランドは「女性蔑視」「男尊女卑思想のシンボル」とも言われていますが、しかしそれでも日本からなくなることなく、むしろ必要性が高まっているともいえます。
政府主導で叩き潰そうと思えばできるものが、なぜこうして堂々と法のもとで存在できるのでしょうか?その理由などを考察してみました。

1.性犯罪の抑止効果
よく世界的に風俗や売春を徹底排除しない理由に挙げられるのが「性犯罪抑止効果」です。
人間の性欲は科学や思想の力、また法律の整備をもってしても抑えることができない強力なものだといいます。
徹底的に締め付けられ自由を奪われている独裁国家であったとしても、性犯罪は逆に増加してしまうという性質があるのです。
行き場を失ったオスの性欲は「死んでもいいから最後に一発だけでもしたい!」というくらい強烈ですから、ソープランドのような場所で定期的にガス抜きをすることが性犯罪、凶悪犯罪を抑制する効果があるのです。
男性の性欲を締め付けて、被害に会うのは女性です。
女性運動家が数多い日本であってもソープランドや風俗店の撲滅に本腰を入れない最大の理由がコレなんでしょうね。

2.女性の最後の受け皿
どの国でも、か弱く力のない女性が生活苦に陥ったとき、最後に頼りなるの「女性の体」です。
少々の外見の良し悪しはあったとしても、お金を払えば性行為を許してくれる女性というのは、一定の需要があるのです。
日本は世界で3番目の経済大国ではありますが、それでも貧困者は多くいます。
行き場を失った女性には「死」しか残されておらず、その最後の受け皿としてソープランドは存在意義が大きいのでしょう。
ソープランド側もその部分は伝統的にわきまえていて、多くのプライベートの問題を抱えた女性に対して様々なサポートをします。
もし日本からソープランドがなくなってしまえば、きっと自殺率は今の何倍にも跳ね上がることは言うまでもないことなのです。

3.ソープランドのイメージ健全化の努力
昔は「性病拡大の温床」とか「薬物依存者が多い」とか「裏社会とのつながり」など、言われたい放題のソープランドでしたが、ソープ協会のイメージ健全化の努力が報われ、現在では昔ほど危険視されなくなってきました。
性病拡大の噂は、現在では医療専門家でも否定しています。
また、裏社会とのつながれりに対する誤解も、暴対法がこれほど強化されてもソープランドには一切影響がないことを見ても関係性は否定できます。
本当にソープランドが半社会勢力のような存在ならば、警察は黙っていません。
それどころこか、ソープランドは全従業員名簿を警察に提出し、定期的な講習なども受講している”まっとうな商売”であることが認知されています。

4.文化として受け入れられている
一部の女性たちがソープランドのような風俗業を敵視するのは仕方ないことです。
しかし、その反面古くから日本に根づいている”文化”としての側面も否めないのです。
京都や石川などにある観光素材である「茶屋」も、実は江戸時代以前の性的サービスを提供する商売ですが、現在では歴史遺産としての価値が認められています。
ソープランドも間違いなく歴史の流れの中に息づく文化の一つですので、法整備を整える場合にでもある程度考慮されているのでしょう。

●まとめ
一見、反社会的な存在だと思われいてるソープランドですが、合法的に守るところを守り、また業界自体の努力によって今なお生き残っています。
物事をすべてシンプルな”善悪”で片付けるのは、旧共産圏か独裁政権の性質です。
健全な国家運営を考えるとき、ソープランドのような施設はなくてはならない存在なのかもしれませんね。