日本の性風俗の代名詞ともなっているのがソープランド。
そんなソープランドの中でも、一部の店が高級店として高品質のサービスを売りとして営業を続けています。
有名なソープ街には必ずといって言いほど存在しており、東京の吉原を始め、堀之内や金津園、福原などの大型のソープ街には複数の高級店が存在し、激しい競争が行われています。
現在の日本ではソープランドの経営というのは非常に難しく、特に高級店というのは様々な原因が重なって経営を続けていくのが非常に難しい種類となっています。
その原因というのは、第一に値段です。
高級店と呼ばれるのは一般的に総額50,000~60,000円以上といった所なのですが、日本の成人男性の平均的な収入からするとこの金額を一度で使うには厳しいというのが現実です。
景気が悪い時期が続いて給料が減ったことで、現在のような格安店や大衆店がメインとなっているわけですから、値段というものに関しては非常にシビアになる男性が多いのです。
次に、高級店にふさわしい女性の確保です。
高級店というと、その生命線は高品質のサービスです。
女性にもそれ相応の容姿や教養、ソープランド特有のマットプレイに関する技術といったものも必要です。
しかし、高級店の数が減りつつある現在、そういった女性の数も少なくなり、確保するのが難しいという現状があります。
そして、一番重要な店の信用という部分。
ソープランドに限らず風俗店というのは、基本的に信用されていないというのが現状で、何の後ろ盾もないぽっと出の店が高級店を名乗ってもまず経営出来ません。
そこで重要となるのが、創業○○年というような営業年数。
長期間の経営をアピールすることで、店の信用に繋げているのです。
吉原の『夕月』や福原の『モンテ』などに代表される、どこの地域の高級ソープでも同様の手法が用いられています。
ソープランドではリニューアルオープンなどといった形で店名を新しくすることも珍しくないのですが、同一グループが経営する店などでは店名を変えてほぼ別の店として営業していても、年数を継続して数えていることも多いようです。
現在営業出来ている高級ソープ店の殆どは、こういった問題をクリアしている店であり、そのサービスなどについては十分値段に釣り合った満足出来る物となっています。
ある程度淘汰され洗練された店が残っているのが現在の高級ソープ店の状態ですので、今の時代こそ高級ソープを遊びやすいという時期と言えるでしょう。