「失われた20年」と比喩される日本の不景気は、大量の「貧困女子」を生み出しています。
このまま行くと日本各地に、アメリカやブラジルのような「スラム街」が登場する日も近いのではないか?という経済学者の説まで飛び出すほどです。
こういった経済状況において、多くの女性が「体を売る」という行為に走るのはどの国もなじこと・・・。
本来は男女の健全な出会いの場であった「出会い系サイト」などを駆使して、組織に属さない女性たちが、犯罪行為である売春に手を染めてしまっているのです。
そして、学生の1/3とも言われる「奨学金」による進学で、その後の返済ができずに多重債務者となるケースもあり、若くして自己破産するケースも増えつつあります。
そんな中、借金を背負ってしまった女子大生がソープ嬢となり、自力で借金を完済したという話もよく耳にします。
今回は、そんな女子大生ソープ嬢の実情を記事にしてみました。
●ケース.1「父親のリストラで仕送りがストップしたAさんの場合」
Aさんは北海道から東京に大学進学のために状況していました。
生活費は実家から送金され、アルバイトで足りない分を補っていたそうです。
それが突然、実家の父親が会社をリストラされて家計が苦しくなり、月8万円の仕送りがストップしたのです。
クレジットカードのキャッシングで急場をしのぎましたが、収入が減ってしまったものを借金で補ったわけですから、もちろん借金額は日に日に増えてしまいます。
そして、あっというまに多重債務となってしまったのです。
300万円に膨れ上がった借金を頼るところもなく、たまたま目についた「ソープコンパニオン求人」に応募してデビューとなったのです。
「20歳現役女子大生」という肩書の助けもあり、借金は10ヶ月で完済し、ソープ嬢の方は学業優先のために月に4度くらいの出勤に減らし学業と両立させているそうです。
●ケース.2「就職できず奨学金の重圧で多重債務者になったBさんの場合」
冒頭でも書きましたが、現在では「学生支援機構」から奨学金を受けて進学するケースが増えています。
しかし奨学金は「援助」ではなく「借金」になりますから、金融機関から借り入れをしていることと変わりません。
Bさんもそんな奨学生の一人でした。
しかし、大学卒業後に就職ができないまま奨学金の返済時期がスタートしてしまったのです。
そして、あっというまに複数のクレジット会社からキャッシングをして返済不能・・・
自己破産も考えましたが、友人の勧めでソープデビューを果たしたのです。
22歳という年齢はソープランドでは最も稼げる年代ですので、200万円の借金もあっという間に帳消しにすることができたそうです。
ソープ嬢という職業に面白みを感じ始めたBさんは、その後接客術とテクニックを磨いて頑張り、今では指名ランカーとなり貯蓄に励んでいるそうです。
こういったエピソードは、有名大学が集まる大都市付近のソープ街でよくある話です。
女子大生ソープ嬢はサービスもビジュアルも良好で、なによりも「稼がなければならない動機」が明確なために良質のサービスをする子が多く人気があります。
一般女性から忌み嫌われていたソープランドなどの風俗業が、女性を救済するために機能することになるとは皮肉な話ですね。