ソープランドには一般の職種とはちょっと違ったルールがあります。働いている女性にも同様で、例えば雑費などのお店のために働いている女性がお店側に支払う税金のようなものというのは、一般職種にはなかなか考えづらいシステムなのではないでしょうか。
この雑費というものですが、いわゆる女性がお店に支払う税金のようなもので、日本全国どこの店でも雑費を徴収しないという店はまずありません。金額の大小は高級店か格安店かなどが関係していたりしますが、この雑費というのも女性からすればあまりバカに出来ない金額です。では、女性の給料からどれぐらい引かれるのかというと、それこそピンキリですから一概にこうだと言える金額はありません。また名目も多岐に渡り、どうやってもお店が損をしないようにシステムが組まれていると言っていいでしょう。
どのような名目があるのかというと、まずは『雑費』です。ソープランドで使われる消耗品などは全て女性が支払って用意しています。タオルやローション、スキン、タバコなどなどありますが、これらを勤務日ごと、または1つの接客ごとに支払うというものです。
次に『お茶代』です。お客さんに出すお茶も女性の給料から引かれていて、店によっては雑費の中に含まれているところもありますし、そうでない場合はこうした名目で引かれています。こちらも1接客ごとや1日ごとといった違いがあります。
そして、新規の店にはあまりないのですが『税金』と呼ばれるものもあります。税金という名目ではあるのですが、国に納める税金ではなく店に納める税金というものです。出勤日ごとに支払う店もあれば、月初めに1ヶ月分払うところもあります。女性が店の設備である浴室などを使うための費用といったところでしょう。
あとは『ボーナス』として引かれることがあります。これは、女性ではなく裏方をしている男性スタッフへのボーナスということで、女性が男性に支払います。
これらの支出は、1日辺りに換算すれば5,000円前後といった所ですが、仮に週4日で出勤していたとすれば、月80,000円くらいは手取りから引かれてしまうわけです。いくら高給な職業であっても、国に納める税金とは別ですから決して簡単に済ませられる額ではないのです。男性からすればソープランドで働く女性は高給取りと思うかもしれませんが、それに伴い掛かる経費もかなり高額ということです。
最近では雑費やお茶代などの消耗品代はともかく、ボーナスとか税金とかのシステムは無くなってきているようですが、それでも決して楽になるとは言い難い現状です。もし女性でお店を探す場合などは、こうした各種費用についても店選びの判断材料にすると良いでしょう。