ソープランドに立ちふさがる大問題

2016年になりソープ業界にも変化の波が訪れていて、これから先のソープ業界はどうなっていくのか、気になっている方も多いのではないでしょうか。特に、ソープランドというのは実際に店舗を構えて営業をしているタイプの店ですから、現在でも法的規制は強く、営業を続けていくのはとても難しいと言われている業界です。そんなソープランドで一番大きな問題と言われるのが次の問題です。

【 2020年東京オリンピックの繁華街浄化問題 】

開催が決定したものの、競技場やエンブレムを始めとして関連事項に様々な問題が発生している東京オリンピック。現在ではまだまだ机上の上での問題ばかりが取り沙汰されていますが、これからもどんどんと問題は起こっていくことになります。

ソープ業界に大きく関係するものと言えば、イベントに合わせた浄化作戦と呼ばれるものです。浄化作戦というのは、繁華街を中心に違法営業をしている店を一気に摘発することで、治安の安定を図るというもので、過去にもイベントに合わせて様々な浄化作戦が行われてきました。

特に有名なのが1990年の大阪花の万博による浄化作戦で、これによって大阪府からはソープランドが全滅して、現在でもソープランドは一つも存在しないという状態が続いています。その分、他の業種が発展したという風にも言えますが、関西圏では数少ないソープ街が無くなってしまったわけですから、ソープ業界にはとても痛手と言えます。他にも、2002年のW杯の際も全国的に浄化作戦が行われています。

今回の東京オリンピックで浄化作戦の的になりそうな場所というのが、新宿の歌舞伎町と吉原です。歌舞伎町は言うまでもがな、ソープランドだけでなくぼったくりバーや違法風俗なんかもありますし、まず摘発は逃れられない場所です。吉原も、ソープランドが立ち並ぶ地域であり外国人が訪れることも多い場所ということで、業種の摘発の容易さからしても標的になるのは避けられない場所と言えます。

さらに、今回行われる浄化作戦では、東京だけではなくその近隣にも摘発の手が伸びると予想されています。関東には吉原以外にも、堀之内や栄町といった近隣県にもソープ街がありますが、この辺りも摘発の対象になるだろうと予想されています。さらに意外に外国人観光客が多い北関東エリアの風俗店も摘発対象と言われています。

関東圏のソープランドに多大な影響をもたらすと予想されるこの問題、果たしてソープランドの今後はどのように変わっていくのか、とても気になるところです。