ソープ嬢は知り合いに出会う危険性を考慮し、地元から離れたソープ店に入店することがふつうです。
その際、寮に入ったりマンションを借りたりして店の近くに引っ越しをするのですから、店探しのエリアは日本全国に広がるでしょう。
ここで気になるのが、「どこでもソープランドは同じなのか?」ということです。
—-実際には地方によってソープランドの状況は微妙に、あるいはまったく違います。
最低でも「関西」と「関東」の雰囲気だけでも知っておくと良いでしょう。
●収入の比較
まずは、関西と関東ではどちらが稼げるか?について比較してみましょう。
ソープ嬢の報酬は、店との5分5分か、6分4分で、これは両者かわりませんが、店のシステム料金は関東のほうが少し高いので、結果的には関東の方が収入も多くなります。
しかし、ソープ嬢の最終的な収入はそれだけではありませんから、「誤差」の程度だと思ってよいでしょう。
●店の繁盛度
稼ぐためには、繁盛しているソープ店に就職することが大切です。
関東では吉原をトップとして、堀之内などの神奈川ソープ、千葉の栄町、埼玉の大宮などがありますが、落差が激しいのが特徴です。
これに対して関西では「福原」と「雄琴」のツートップが不動で、客入りも凝縮されているイメージがあります。
関東全体、関西全体では、経済規模の観点から関東に軍配が上がりますが、それはトータルでのこと。
実際に入店して稼ぐためには、関西全域から福原に行くか、雄琴に行くかしか選択肢の無い関西のほうが稼げる可能性は高いといえます。
●客筋
関西と関東ではお客の雰囲気もずいぶんと違います。
関東はどちらかというと紳士的な男性が多く、関西はノリがよいラテン系の男性が多いようです。
最近増えつつあるといわれる、「オタク系」の金使いのいいお客も関西地区の方に多い傾向です。
●店舗の運営状態
店舗の運営は、関西はグループ化している大規模経営が多く、関東は一店舗一経営の店が多く見られます。
関西のソープは、昔から「男性従業員に厳しくソープ嬢に優しい」ソープ店が多く、待遇の良いことで有名です。
滋賀県の雄琴などは伝統もあり、大事にソープ嬢を育てるソープ店が多数存在します。
●周辺の環境
関東は日本屈指の歓楽街で、周辺も遊ぶところがたくさんあります。
関西では福原と雄琴ではまるで環境が違います。
福原は神戸に位置するために、関西屈指の観光地であり、ファッションの街でもある三宮などのおしゃれタウンがありますが、雄琴は琵琶湖周辺の田園地帯にあります。
雄琴は田舎ですが、ソープ嬢たちにとっては人気が高く、落ち着いた環境の中で、じっくり腰を据えて稼げるので、最終的にお金を残せるソープ街として全国からソープ嬢が集まります。