福原ソープ街が抱える問題

風俗の王様と言われ、未だに根強い人気を誇るソープランド。
日本全国に1300軒ほどのソープランドがありますが、基本的にソープランドはある地区に固まって営業をしていることが多く、その集まった地域はソープ街と呼ばれて風俗好きの間では有名な場所となっています。
代表的な場所といえば、東日本では、東京の吉原や北海道の薄野、神奈川の堀之内といった所がありますが、西日本で言えば、福岡の中州、滋賀の雄琴、そして神戸の福原といった所が有名です。
特に、神戸の福原は、明治最初期の頃に設立された福原遊郭の流れを組むソープ街であり、歴史は西日本で一番古いと言えます。
福岡の中州も歓楽街・風俗街として有名ではありますが、純粋にソープランドだけで見れば、福原の方が規模は上となりますから、実質的には西日本一のソープ街と言っても過言ではありません。

そんな福原ソープ街ですが、近年ある問題が表面化してきています。
それおはは、ソープランド全体に言えることですが、現在どこの地域のソープランドでも「施設の老朽化」です。
ソープランドは、法規制の関係で施設の大幅な改修などが行うことが出来ないため、経年劣化によってどんどんと施設は古くなっていきます。
新築というのはもっての他で、どのお店も内装を変えたりすることで古さを隠してはいるものの、徐々に隠しきれるものではなくなっています。
特に顕著になっているのが東京の吉原で、高級店などでもお客さんに気付かれてしまう程で、修繕したくても下手に手を出せないという状況になっています。
ソープ街としては日本一の歴史を誇る東京吉原ですから、それに準ずるような歴史を持つ福原も同様というわけです。

しかしながら、福原はまだ吉原ほど重大な問題とはなっていませんが、それも時間の問題と言えます。
インターネット上で散見される福原にあるソープランドの体験談などを見てみると、お店の内装や外観に触れている方も多く、お店によっては老朽化を隠し切れていないというような話も多々見受けられます。
福原は、大阪が大阪万博開催の際に浄化作戦を行い、さらに条例によってソープランドが完全に無くなってしまった地域の客など近隣地域の受け皿ともなっている地域です。
現状のまま何の解決策も無く時間が過ぎれば、施設の老朽化を理由に営業許可が取り消され、福原のソープ街の存続にも繋がる問題になることでしょう。

表面だけを見ればまだまだ活気のあるソープ街である福原ですが、よく目をこらすととても危うい問題を抱えている街なのです。