雄琴ソープ嬢に聞いた「風俗嬢とお金の計算」について

風俗嬢という仕事は独特な金銭事情があります。
ある意味「個人経営」の色合いが濃い職業ですので、一般のサラリーマンなどとはお金の感覚も計算も違うのです。
今回は滋賀県雄琴のソープ嬢に「風俗嬢とお金の計算」についてインタビューしてみました。

Q.普段の仕事上での経費は?
A.「店によって違いますけど、シャンプー・ソープ類・マウスウォッシュなんかはキャスト持ちですね。あと、店舗によってはタオル・シーツ類のクリーニング代を取られるところもあります。個室のサービスドリンクやタバコ、酒類はキャストが個人で買うものです」
ソープランドは「個室をキャストにレンタルしてるだけ」というシステムも体裁だけではなく、ほんとうに”個人経営”として運営している部分もあるようです。

Q.よく言われている「性病検査」も自分もちですか?
A.「店は行くように勧めるだけで、診察費はキャストもちですよ。大した金額じゃないけど。みんな自分の体が心配だから、自発的に病院には行きますね。そのへんは”性病”だけじゃなくて、少しでも体調悪いとアスリート並みに用心しますね、体が資本ですから」
性病対策に対してこういった解答を聞くと、お客としていく方は安心できますね。
体調管理が”アスリート並み”とまでは思いませんでしたが・・。

Q.ソープ嬢として一番お金を使うところはどこですか?
A.「女の子によって違うけど、私の場合は『自分にかけるお金』が大きいですね。体が商品の商売なんで、美容室やメイク、エステなんかでかなりの金額が出ます。長く働いている子はコスチュームも自分で買う子が多いし、結構かかるもんですよ」
このへんはキャバクラやクラブなどの女の子と共通しているようです。

Q.給与計算を簡単に教えてください
A.「昔ヘルスにいた頃は、お客が支払う金額の50%。ソープはたいてい60%以上はもらえますよ。あと、指名料はもちろん全額キャストに入ります。ギャランティは所得税引かれて当日に支払われますね」
給与の計算はヘルスよりもソープの方が取り分が多いようです。
ちゃんと税金も支払われているんですね。

Q.お客さんから臨時収入やプレゼントなどはもらいますか?
A.「お金を渡そうとするお客もいるけど、あとが怖いから断りますよ。高額なジュエリーなんかも嫌ですね・・。最近ストーカーも増えているから自己防衛ですよ」
女の子のする仕事でプレゼントで潤うのは定番だと思っていましたが、意外にソープ嬢はこれをよく思わないようです。

Q.「ソープ嬢の貯金事情」って現実的にはどうなんでしょう?
A.「女の子によってまちまちだと思いますよ。私はそれなりに貯めてるけど・・。中にはホストとか遊びで先にカードで払って、後から店で稼いで支払う子もいますけどね。かなりの借金してる子もいるみたいですよ」
ソープ嬢はみんなお金持ちと思っていたら、そうでもないようです。
この辺も一概にはいえないようですね。

Q.「ソープ嬢」は割のいい仕事だと思いますか?
A.「景気がよくて簡単にお金が稼げる時代なら、私もソープ嬢してないかもしれないけど、今は風俗嬢以下の生活してる人たくさんいるでしょ?それに比べれば良い環境なんじゃないですか。普通の仕事しててカード潰してる女の子なんて、一生取り戻せないでしょ?ソープは日払いだし、バカみたいな使い方しなかったら自然に貯金は貯まりますからね」
現在の景気の悪い日本では、ソープランドは低所得者の「最後の受け皿」として機能しているようです。

雄琴は全国的にも集客が好調なソープ街ですので、回答してくださったソープ嬢もかなり余裕が感じられました。
どんなに不景気でも稼げている職種はある、といいますが、ソープランドがまさにそういった職業の一つだということなのでしょう。