日本全国には1200軒前後のソープランドが営業をしていますが、その中にはランクがあり、あまり予算が無くても遊べる格安店や大衆店、値段もサービスも上等な高級店、その中間となる中級店などなど、かなり細かくランク分けされていて、店選びの一つの指標となっています。
不況が長く続いて、一般庶民が自由に出来るお金というのも少なくなっていますが、そんな中でも高級店というのは数が減りこそすれ無くなることはなく、地道な経営を行っている高級店は今も多々存在しています。
そういった高級店では、その店独自とも言える何らかのシステムを構築していて、それが利用客に対してしっかりとアピールしているという共通点があることが多くなっています。
例えば、日本三大ソープと呼ばれている吉原の『ピカソ』、雄琴の『フォーナイン倶楽部』、熊本の『ブルーシャトー』。
この3つの店舗に共通しているのは、「隠匿性」というものです。
どれも会員制であり、特に熊本の『ブルーシャトー』に至っては専用のウェブサイトすら作っていないという徹底ぶり、さらに他の2つの店舗と違ってほぼ完全な現会員からの紹介が無いと遊べないシステムといったことで、徹底しています。
『ピカソ』も『フォーナイン倶楽部』も、『ブルーシャトー』と同じ会員制ではあるものの、一見客でも遊ぶことが出来ますしウェブサイトもありますから、隠匿性という部分で『ブルーシャトー』に一歩及びません。
だからこそ、『ブルーシャトー』には「実は日本一のソープなのではないか?」というような噂まで出てくるのです。
なかなか情報が漏れない店というのは、存在を知るだけで想像力や期待が刺激されて、実際に訪れた時に自身の経験した以上のサービスを受けると、より良い物であると勘違いしやすいものです。
これらの店が、基本サービスや女性の質に力を入れているのは事実でありますが、はっきり言って全国に多々ある同ランクの高級店とそこまで大きな違いがあるかというと、そうではないでしょう。
しかし、期待が乗る分だけそのサービスを良い物と錯覚させることで、より満足感を演出しているという一種の営業テクニックと言えます。
高級店の中には、経営不振によって別の業種へ移行したり、ランクを落として経営を続ける店も多いですが、こういった形でしっかりとした柱となる売りを持っている店は、信頼の厚い良い店だと考えることが可能です。
庶民にはなかなか敷居が高いのは確かですが、それでも行く価値はある店と言えるでしょう。