昔のソープ遊びには情報喫茶が重要な情報源だった

最近ではインターネットの普及が進み、インターネット上で様々な情報がやりとりされ、ソープランドもお店ごとにウェブサイトを用意することで、独自の情報発信を行っています。
昔はネットに接続するためには据え置きのパソコンであったり、ネットカフェなどに行かなくてはいけませんでしたが、最近ではスマホでも簡単にネット接続が可能となりましたし、ウェブサイトを閲覧することも可能です。
ソープ遊びに不可欠な情報収集というのも、大きく様変わりしたものです。

ネットが普及する以前のソープ遊びの情報収集といえば、情報喫茶というのが定番でした。
情報喫茶というのは、一見すると普通の喫茶店なのですが、その実はその地域のソープランドの情報屋であり、様々なお店に関しての情報を持っている喫茶店です。
そこに入って、まずは何かをオーダーすると、お店の方が「今日は遊び?」などと話かけてきて、予算や好みのタイプなどを聞き出し、それに見合ったお店へと取り次いでくれます。
この手の案内所は遊郭時代から引手茶屋という名称で存在していて、それの現代版と言ったところでしょうか。

情報喫茶が持っている情報というのは、出入りしているソープランドのその日の出勤情報などで、ウェブサイト上ではボカシが入っている写真などでもボカシ無しであることもあり、そういうのはちょっとした強みです。
しかし、昔ほど詳しい情報を持っているのかというと疑問で、昔はある店の人気嬢が退店して、次に何処へ行ったとかいうような情報や、店を辞めたコンパニオンの女性に対してどんな店が待遇や環境がいいのかなどの相談に乗ってあげたりとか、本当にそこでしか掴めない情報というのをいくつも抱えていたのですが、今では衰退してきたとあって紹介所のような形になっています。
中にはまだ地域と深い付き合いがあって、多くの店や女性と付き合いのある店もありますから、一概に情報量が減ったというのは難しいかもしれません。
要望からお店が決まると、喫茶店のマスターがそのお店に連絡をして、男性スタッフの方や送迎を喫茶店まで呼んでくれて、そのままお店へ向かうという具合です。

ネットの普及で徐々にその価値は失われつつありますが、それでも値引き交渉などをやってくれるあたり、素人には有り難い場所ではないでしょうか。
現在では吉原にしか情報喫茶はありませんが、130軒以上ものソープランドが軒を連ねる吉原では、まだまだ有用な場所であるのは間違い無いですし、昔のソープ遊びを楽しむのであれば、こういった所を利用するのも雰囲気があって良いでしょう。