ネットの普及によって、ソープ嬢の多くがSNSや投稿掲示板などで「風俗嬢のコミュニティ」を作り、情報交換がさかんに行われています。
もともと同業意識が強い彼女たちですから、現在のネット上のコミュニティの大きさは非常に大きなものとなっています。
半数以上が匿名で書き込みをしているので、いわゆる「本音」であることは間違いないはず。
ふだん私たちが聞けない風俗嬢の本音や、そこから考察できるソープ嬢の現状などをまとめてみました。
●勝ち組、負け組の明暗
現在全国的にソープ嬢は飽和状態だといわれ、勝ち組と負け組の明暗がはっきりとついている印象があります。
稼げているソープ嬢は、後輩たちのためにQ&Aによって知識を提供してアドバイスするためのコミュニティをもちますが、これらは間違いなく「勝ち組」あるいは「仕事に将来性を感じている新人」です。
しかし、その数倍もの数が存在するのが、店の愚痴や過去に働いていた店のネガティブ情報、また客への誹謗中傷などを書くソープ嬢たちです。
詳しく見ていると、ヘルスやピンサロとソープランドを掛け持ちし、週1~2回のシフトを入れているような子が多いようです。
こういった子たちは、おそらく店側からも主力として扱われないタイプで、本人たちは気づかないようですが、「お客の反応が悪い」のでしょう。
こうなると店側もフリー客をあまりつけなかったり、上客にバケそうな客をつけてもらえないので、悪循環が起きているのです。
ソープ嬢の絶対数が多いので、しかたのないことかもしれませんが、明暗の差は歴然としているようですね。
●シングルマザーが目立つ
シングルマザーのソープ嬢が多いことには、とにかく驚かされます。
しかもたいていが、20代前半の若い子たちで、男性にはわからない苦労をしているようです。
こういったソープ嬢の集まるコミュニティーの書き込みを見ていると、託児所のことや、母子家庭補助のこと、また幼稚園の保護者会のことなどの会話が多く、油断すると「ソープ嬢のコミュニティ」だということを忘れてしまいそうになるほどです。
最近では、店内に託児施設を設けるソープ店もあるようで、シングルマザーのソープ嬢は公私共にサポートされています。
「政府はいったい何をやっているの?」という内容の書き込みには胸が打たれますね。
●卒業後の進路を真剣に考えている
ソープ嬢はそれほど長く続けられる仕事ではありません。
それほど、肉体的にも精神的にもハードな職業なのです。
現状で満足できる稼ぎがあり、貯金に精を出しているソープ嬢は「卒業後の進路」を真剣に考えているようです。
「店を出す」「ネットで企業する」「風俗出版社に入社する」「海外に移住する」など、進路はさまざまですが、その真剣さには頭が下がります。
しかし、自立心が強いのか、男に幻滅しているのか、「結婚」の2文字を見ることは少ないですね。
意外な感じですが、これもソープ嬢を語る上での真実の一つです。
「ツイッター」「ミクシィ」「ホストラブ」「ガールズちゃんねる」「2ちゃんねる」など、さまざまなSNSや掲示板に風俗嬢のコミュニティは存在します。
いつもは店で働くソープ嬢たちの「表の顔」にしか触れることはできませんが、たまにはソープ嬢の本音を見てみるのもいいかもしれませんね。