ソープランド街は面白いところです。
とくに私のような「人間観察」が好きな者にとっては”キャラの宝箱”であり、最近の恋愛映画・青春映画などよりも興味が惹かれ、感動が得られることも少なくありません。
日本中のソープランドを転々と見てきた私が見た、ソープ街でよく見かけるおもしろい人たちの話をしたいと思います。
●少しデンジャラスで顔がやさしいオジサンたち
ソープ街のあるところは、たいていが繁華街の中にあるか、隣接しています。
繁華街にはたくさんの、よくわからない店があり、その関係者が往来を闊歩しています。
ほんとうに悪い人たちは目立たないよう行動していますが、中にはいかにも悪そうで、しかも何度も何度も視界に入るオジサンたちがいるのです。
ヤンキー風リーゼントに、コンテンポラリースーツ、マオカラー・スーツに金無垢の高級腕時計、先の尖ったエナメル系革靴など、昭和のアウトローを彷彿とさせ、ひときわ目に付くのです。
こういったオジサンたちの多くは、昔でいうところの「サンドウィッチマン」から派生した、飲み屋の呼び込みさんのようです。
勇気を出して道などを訪ねてみると、これまた昭和のオジサンのように必要以上に親切に答えてくれます。
●中華屋のオヤジ
繁華街でも古くから開け、区画整理がまだちゃんと行われていないような街ではなぜか「中華屋のオヤジ」が有名人であることが多いです。
その理由はかんたんです。
「中華料理は夜の街に不可欠だから」です。
繁華街の中華料理屋には、仕事を終えた風俗嬢やソープ店の従業員、またその道の下っ端から、ありとあらゆる人種がやってきて、独特の人間関係を構築していたりもします。
その中華屋の主はもちろん、そのコミュニティの胴元になるわけですから、半端じゃなく顔が広いのです。
また、まだ目の出ていないソープ店の男性従業員が若い頃から通い、経済力が乏しいところに餃子や大盛りライスをサービスしてもらったりすれば、その後出世して店長にでもなれば、そのオヤジは「人生の恩人」ともなります。
こうして中華屋のオヤジは街の有名人へと上り詰めるわけですね・・・。
●スキンヘッドの金持ち風高齢者
繁華街を歩いていて、もっとも遭遇率が高いのが「スキンヘッドの金持ち風高齢者」ですね。
とにかく”スキンヘッド”で、遊び人風の格好をし、還暦は超えたような年齢で、とにかく「スナック」から大きな声を出しながら笑顔で登場することが多いです。
そして、飲み屋などで、気軽に声をかけてくるので、何人かのスキンヘッドと知り合いになったことがあります。
地元で商売をしている人や、商店街組合の偉い人、実業家など・・・職種はさまざまですが、とにかく元気で知り合いになってたほうが得する感じの人種です。
ここでは書けない人もたくさんいますが、とにかくソープ街にはたくさんのおもしろい人たちがたくさんいます。
ソープランドで遊んだあとは、ゆっくり街を徘徊しながら、繁華街のディープな部分を観察して楽しんでみてはいかがでしょうか?