ソープ店の「トラブル防止策」あれこれ

ソープランドには営業していく上でのトラブルを防止するためにたくさんの方法がとられています。
お客との信頼関係を築き、より多くの安定した集客を目指すのがソープランドの経営理念だからです。
世間一般の人は「どうせ風俗店なんていい加減な経営してるんでしょ?」という見解でしょうが、実は繊細で考えられたトラブル防止策によって支えられているのです。

●性病対策
「風俗」と聞いて最初に連想するのが”性病”の存在です。
ソープ業界は過去に「AIDS問題」で甚大な風評被害を受けた経験があり、以前にもまして性病対策は厳重に行われています。
コンパニオンの定期的な性病検査はもちろん、洗体用品には殺菌作用の高いものを使用し、多くの店舗が外人客の入店を許しません。
男性従業員、女性コンパニオンともに性病に対しての知識が高く、それは一般人が遠く及ばないレベルなのです。
全国のソープ街のほとんどが「特殊浴場協会」を作って、そこでも各店に対して性病対策指導を行うなどの徹底ぶりです。

●料金トラブル対策
昔の風俗は料金システムがいい加減で、トラブルが絶えませんでした。
またこういった状況では「ボッタクられるのではないか?」というお客の不信感も生まれがちです。
最近ではインターネット上で明瞭な料金システムを配信し、すべての料金を前払い制で完結します。
たまたま来店したときに割引イベントがされていて安くなることはあったとしてもその逆はないのです。

●追加料金の撤廃
女性に絡んだ商売では、時間制で追加料金が莫大にかかる業態が多く存在します。
しかしソープランドでは時間設定内で、前金以外のオプションや、自然に追加時間に突入するなどのシステムを一切排除しています。
時間を気にせず遊んでも、フロントで徹底した時間管理が行われていて、チャイムなどでそれを2度3度とコンパニオンに知らせます。
お客は最初に料金を支払えば、あとはお金のことを心配せずに安心してサービスを楽しむことができるのです。

●コンパニオンの自浄システム
ソープランドは、フロントがコンパニオンを管理していますが、案内されれば目の届かない密室に入ってしまいます。
ソープ店は信用を第一に考えていますが、ソープ嬢の中には技術が未熟であったり、またやる気がなく、適当な仕事をしてしまうという事態もゼロではありません。
サービスの悪いコンパニオンに当たったお客はもちろん二度と来店してくれませんから、フロントはサービス後に「アンケート調査」をすることで、コンパニオンの仕事ぶりを管理します。
あまりにお客の反応が悪いコンパニオンは「除籍」も視野に入れて徹底指導します。
一人のいい加減な地雷嬢(サービスの悪いコンパニオン)が店の信用を著しく失落させることは珍しくないからです。
ソープランドでは、こういった「自浄システム」でトラブルを防止しているのです。

最近、有名ソープ街での集客が右肩上がりに伸びているようです。
それは性欲盛んな男性が増えているのではなく、ソープランドが「安心して遊べる風俗店」だからです。
それはお客の気分を害するような、さまざまなトラブル防止策を実施することで実現されているのです。