ソープランドにおけるお土産論 ~女性→男性編~

前回、ソープランドにおけるお土産について、男性→女性について考察してみました。今回はその逆、女性→男性へのお土産についてを考察してみたいと思います。

■ 女性が客の男性にお土産を渡すことの是非
コンパニオンの女性が客である男性に土産を渡す理由としては、幾つかの理由があります。大別すれば2つ、「先行投資の場合」と「プレゼントに対するお返しの場合」に集約されるでしょうか。例えば、イベント時の贈り物であったり高級店などで帰り際に渡されるお土産などは前者、それ以外はほぼ後者です。

こうしたお土産は全て女性の自腹なので、稼ぐために働いている女性の贈るお土産というのは、どうしても投資の意味合いが強くなります。もちろん全てがそうであるとは限りませんが、あくまで気持ち良く帰ってもらうためのアクセントとしての物であり、高級店で働く女性などはその重要性を理解しているのではないでしょうか。

■ どんな物を贈れば良いのか
男性に渡すお土産というのは、なかなか難しいものです。自腹で渡すわけですし、あげるのは1人や2人ではありませんから、金額を考えなければ利益は出ません。かといって見て分かる安物というのは、受け取る男性側もそう気分は良くありませんから逆効果になるかもしれません。

予算としては、イベント時に無差別に配る物であれば500円程度、お返しや投資として渡すものであれば1,000円~5,000円くらい(総額の1割ぐらい)が目安と言われています。自分が働く店のランクによって適正額は変わりますが、高級店なのに安物というのは悪印象かもしれません。

定番の贈り物としては、ブランド物のハンカチや靴下、サラリーマンなどであれば文房具系なんかも良いでしょう。意外な所では、AmazonカードとかiTunesカード、クオカードといったマネーカードなんかが人気で、喫煙者の男性であればタバコとかも喜ばれるようです。

妻帯者の方などの場合、形の残る物は避けられる傾向にあるのでマネーカードを、独身男性ならブランドのハンカチや靴下など、相手によって使い分けましょう。

■ いつ渡すべきか
男性から女性に向けて渡すお土産と違って、女性から男性に渡す場合は最初から渡してしまっても問題ありません。好印象だった客やこれから太客になってくれそう、定期的に指名をしてくれそうなど、ちょっと気になった客にツバをつけるような感じで、最初は小さめのお菓子などを渡してみると良いでしょう。

ちゃんとした贈り物を渡すのであれば、やはり何回か裏を返してくれる男性に渡すべきでしょう。贈り物を貰ったのであれば、その返礼という形であれば渡しやすいのではないでしょうか。毎回渡す必要はありませんが、あくまで関係をつなぎ止める意味でも、たまに贈ってみてはいかがでしょうか。

男性から女性、女性から男性では、お土産に対する意識は大きく違います。どちらにせよ、お土産が潤滑油になる場合もならない場合もあるということで、贈る際には慎重に行うべきと言えるでしょう。