華やかな衣装に身を包み、きらめくようなサービスルームで日々活躍しているソープ嬢たち・・・。
しかし、「女の花道」ともいえるソープ嬢たちにも”引退”するときは必ずやってきます。
さまざまな事情で、これからソープランドの求人に応募しようという女性ならば「ソープ嬢の将来」というものに強い興味があるはずです。
仮に自分がソープ嬢になった場合、数年後の自分の姿がそこにあるわけですから当然のことだといえます。
ソープランドは秘密を守る意識の高い業界なため、ソープ嬢のプライベートを知ることはほとんどできません。
毎週ソープランドへ通う常連客でも、引退したソープ嬢の「その後」はほとんど知ることができないのです。
●「普通の家庭に入る」・・・これが最も多いパターン
ソープ嬢はたいてい借金問題が原因でデビューをします。
まず第一段階で借金を完済し、そしてその次の段階で「貯蓄」に励むのです。
そして、第一目的の借金が返済できた頃から、もう「引退後」のことを考えるというケースが大半です。
引退をすれば収入は激減しますから、自分に対しての保証を貯蓄という形で準備するのです。
引退をしたソープ嬢で一番多いパターンは「自分の経歴を知らない男性との結婚」です。
お客とくっつく、といことはほとんどなく、たいていは秘密にしたまま結婚するようです。
ソープ嬢としての経歴は「墓場まで持っていく」のがふつうなのです。
苦労をしているので、たいていは幸せな家庭を築けているようです。
●「店を持つ」・・・これもかなり多いパターン
ソープ嬢の収入は高く、経済水準もかなり高くなります。
一度財産を持った女性なら、そのレベルを落としたくない!と思うのも当然のことです。
しかし、引退をすると嫌でも収入は下がりますから、ここで彼女たちは一念発起して「企業」をするのです。
ブティックやコスメ関係、ブランドショップ、アート系などの店を持つことが多いパターンですが、最近ではネットビジネスなどを在籍中に勉強して成功する例も増えています。
どちらにしろ「軍資金」が豊富にありますので成功率が高く、中にはソープ嬢時代の売上を上回るほど繁盛させる子もいるようです。
●「女性スタッフ」・・・これも増えている
最近、ソープランドへ行くと、受付が女性であることも多く、運営、プロデュースなどをしながら業界に身を置く子が増えています。
また古くからある「講習係」を、フリーランスで手広くやっている元ソープ嬢もいます。
最近ではソープ嬢の数が増えているので、それにともない講習係の需要も拡大しているそうです。
●「出版関係」・・・才能を活かして
ソープ業界は出版社やメディアとのつながりが濃く、そのコネクションを使ってルポライターやコラムニスト、または作家になる元ソープ嬢も少数存在します。
ソープ嬢は全国にネットワークを持つ子もいますから、男性ライターよりも踏み込んだ取材ができ、出版社にとってもメリットが多いのです。
また最近、アマゾンなどの「電子書籍」では、元ソープ嬢の小説やノンフィクションものが人気で、作家デビューのハードルが下がっていることも”モノ書き”になりやすい理由のようです。
引退しても再びソープランドへ帰ってくる「出戻り組」は別として、「完全引退」を果たした元ソープ嬢の将来は比較的明るいものだといえるでしょう。
ただし、在籍中に頑張って本指名をとり、将来の軍資金を十分に蓄えられたソープ嬢に限ってのことですが・・・。