ネットが普及して新たに発生したソープランドの問題・課題

近年のインターネットの普及によって、以前よりもソープランドの情報をかんたんに得られるようになりました。
ネット上にはソープ店が配信するホームページだけではなく風俗情報サイトやSNSなど、たくさんのサービスによって、20年前とはくらべものにならないほどソープランドの情報をスピーディーに入手することができるのです。
しかしその反面、ネットの普及によってソープ業界には新たな問題・課題が生まれているといいます。

マナーの悪いお客の嫌がらせ投稿

風俗体験談やツイッター、その他掲示板などのネットサービスは、これからソープランドで遊ぶ人にとって非常に有益な情報収集元となります。
そこで投稿されているものは、広告性はなく正直な体験者の感想が書かれているからです。
しかし、これらのサービスにも落とし穴があります。
それは、店内の規定を守らないマナーの悪いお客が、男性スタッフやソープ嬢に注意をされたり、あるいは出禁になったような場合に、”腹いせ”で悪い内容の投稿をしてしまうことがあるということです。
こういった投稿によって営業利益に被害を受ける店舗もあり、店側は対策のしようもなく困り果てています。
これがソープ業界を悩ます、ネットの普及によって生まれた最大の問題だと言えるでしょう。

ソープ嬢のプライベートが流出してしまう

もう一つのネットによって生まれた問題は、ソープ嬢が接客中に話した内容がネット上に流出してしまうことです。
ソープ嬢たちは、話して良いこと悪いことの分別はついているので、余計はことをペラペラとはしゃべりません。
しかし長く本指名されている常連などにはつい気を許してしまい、過去のことや店内部のこと、あるいは住所が特定されるようなヒントを無意識に喋ってしまうこともゼロではないのです。
こういったプライベート情報をネットで入手した不届き者がストーカー行為に及んでしまったりするということも少なくありません。
こういったことはソープ業界だけではなく、ネットを利用する人すべてに当てはまる問題ですが、とくにプライベートを明かされれたくないソープ嬢は、ヘタをすると仕事を続けるのが難しくなるという事態になることもあるのです。

隠し撮り

ソープランドでは基本的に店内の撮影は禁止です。
しかし、その規則を守れないお客は少なくありません。
隠し撮りをされて困るのは、ソープ嬢だけではなく、そこにいるお客も同じです。
もし待合室で撮られた写真がネット上に掲載され、人物が特定されてしまうこともあります。
職場や既婚者の家庭でそれがバレてしまうと、冗談では済まされない場合もあるでしょう。
これまで、店とソープ嬢・お客の秘密保持に最大限の努力をしてきたソープ業界ですが、思わぬところから問題が生まれてしまっているのです。

値引き競争の激化

昔はソープランドの料金というのは、実際にその店でサービスを受けるまで実態を知ることが難しかったのです。
しかし、ネット広告が主体となった現在のソープ業界では、ホームページに明確に料金を表示することが常識となっています。
その状態になって起きるのが「値引き競争」です。
安くないソープランドの料金ですから、お客は少しでも安いところに行こうとしますので、店側は苦しくても値引きをしざるを得ません。
そうして値引き競争が激化してしまうと、規模の小さな店舗は経営が苦しくなってしまうのです。
また、値引き競争の激化は、お客にもマイナスがあります。
それは「サービスの低下」です。
これはデフレになることで商品の品質が落ちてしまうのと同じことです。
安い料金では犠牲になるサービスがでてくるのは当然のことです。
この値引き競争の激化も、ネットの普及によって生まれた新たな問題なのです。

まとめ

便利な面だけではないネットの普及ですが、このマイナス要因を克服するのはすぐには難しいでしょう。
ソープランドを利用する側の男性客たちも、注意する点がたくさんあるのです。