ソープ嬢は今や”勝ち組?”転職して歓楽街で働く理由

一昔前まで”日陰の存在”だと言われてきたソープ嬢が、なんと今では「女性の勝ち組」とまでいわれています。
”勝ち負け”は相対的なことですから、それだけソープ嬢以外の女性の幸福度が低下しているのが理由だと推測できます。
資格の必要な仕事に就いていたり、高学歴で大企業に働いていた女性が、ソープランドへと転職する理由などを考えてみました。

●高学歴ワーキングプア・・・
一流大学を晴れて卒業し、就職活動がうまくいかなかった学生のことを「高学歴ワーキングプア」といいます。
高学歴ワーキングプアの怖いところは「大は小を兼ねる」が当てはまらないことです。
一流大学を出ているのですから、それ以下の学生が就職する会社ならどこでも入れると考えがちですが、実際にはそうはいかないのです。
面接をする会社は、出身大学とそぐわないような中小企業に面接に来る学生を、「何かある」と疑い採用しません。
こういった状況は、今の日本の社会問題となり、多くの人材を抱えたくない企業の考えが背景にあります。
とくに女子学生にこの傾向が強く、せっかく勉強していい大学に入ったのに、その能力を活かせる職場がないのです。
現在のソープ嬢の中には、おどろくほど「高学歴」な子が多く、彼女たちも社会にはじかれてソープ嬢へと転身を遂げ、「負け組」を回避したのです。
収入的には、どんな大企業で働く女性よりも多いわけですから、疑いの余地はないでしょう。

●悲惨な女性の労働環境
戦後に巻き起こった「男女平等」の価値観は、結局は女性を苦しめる結果になっています。
昔は「力仕事・汚れ仕事は男」と決まっていたのですが、最近では油と汗にまみれて働く女性が急増しています。
建築現場や工場を見回しても女性の労働者を見かけないことありませんし、男と同等の作業をこなさなくてはならないのです。
この辛い状況に嫌気が指して、ソープ嬢になった女性は、「女の本当の存在意義」を知ることになります。
男性従業員からも客からも、女性としてちゃんと扱われ、リスペクトされて必要とされるのです。
性の価値観的にソープ嬢は、”完全勝利組”だといえるでしょう。

●世間の”性”に対しての価値観の変化
昔、男性が集まって猥談に花を咲かせるとき「○○ちゃんは処女かな?」といった会話がよくされていました。
女性の価値は「処女かどうか」で大きく違っていて、処女は女性として計り知れない付加価値がありました。
しかし、時代は流れ現在では、女性の非交際率が莫大に増えたことで「処女は恥ずかしい状態」になりました。
モテない女・・・くらいに思ってくれたらまだマシなほうで、ひどい場合には「病人」「欠陥女」のレッテルを貼られる始末です。
これに対して最近の男性は、「性のプロフェッショナル」であるソープ嬢に対し、尊敬の念を抱くそうです。

「彼女にしたい」「結婚したい」という願望を持つ者さえ少なくなく、こういった世間の性に対する価値観の変化があることからも、ソープ嬢は勝ち組だと言われる理由なのでしょう。