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02/18 19:19
🦋鏡越しの温度🦋
朝の洗面台は静かだった。
水の音だけが響いて、
他の入居者はまだ食堂にいる時間。
彼が歯を磨いていると、
鏡の中に彼女が現れた。
「今日は私が見ますね」
新人とはいえ、
もう動きには慣れが出てきている。
けれど、その日は少し違った。
彼女は彼の後ろに立つと、
必要以上に距離を詰めた。
介助にしては、近い。
手首を支える指先が、
ほんの少し長く触れている。
確認というより、
触れている感覚を確かめるみたいに。
彼は何も言えない。
言えば意識していると認めることになる。
鏡を見るふりをしていると、
彼女の視線がこちらを見ているのがわかる。
逸らさない。
仕事中の視線じゃない。
「力、強いですね」
小さく笑う。
注意する口調ではない。
からかうようでもない。
でも、余裕がある。
口をゆすごうとすると、
彼女がコップを持つ手を少し高くする。
自然と彼の顔が上を向く。
その体勢のまま、
後ろの気配がさらに近づく。
触れてはいない。
でも、離れてもいない。
彼は気づく。
彼女は距離の取り方を知っている。
「しみてません?」
鏡越しに聞く。
目が合う。
問いかけなのに、
少し楽しんでいるようにも見える。
心臓が速くなるのは、
年齢のせいじゃない。
彼女が一歩引けば終わる距離を、
あえて保っている。
廊下の足音がして、
彼女は何事もなかったように離れた。
「はい、終わりです」
いつもの声。
いつもの距離。
でも彼だけが知っている。
さっきまでの空気が、
ただの介助じゃなかったことを。
鏡に映る自分の顔が、
少し赤い。
彼女はもう次の仕事へ向かっている。
振り返りもしない。
――からかわれただけかもしれない。
それでも、
あの距離を思い出すと、
胸の奥が静かに落ち着かない。
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