福原に行く前に知っておきたいソープ街の地理と特徴

港を中心に開け、貿易と商人の町として開けた神戸は、当然のことながら歓楽街も発展しました。
「福原ソープ街」は遊郭時代から現在まで続く大人の遊興所であり、関西在住男性の憩いの場として高い認知度を誇ります。
ソープ業界全体を見渡しても福原ソープ街の存在は大きく、東の吉原・西の福原と称されるほどの規模をもちます。
そんな福原ですので、4百メートル四方の狭いエリアに60店舗以上のソープランドが密集しているとはいえ、なんの事前情報もなしに足を踏み入れるのは無謀です。
地理的なものをある程度頭に入れておけば、一番大切な「店選び」と「女の子選び」に意識を集中させることができるでしょう。

●2本のメインストリートをまず把握すること

福原は、西上橘通と多聞通の2つの国道が東西に走り、その間の部分を「桜筋」と「柳筋」の2つのメインストリートが垂直に交差する形状をしています。
ほとんどのソープ店がこのどちらかの通りに点在しているので、まずはこの地理を把握しておくと便利です。
基本的には多門通り側を「入り口」、西橘通側を「突き当り」と表現するので、これさえ知っておけば現地で迷って道を尋ねたときにでもすぐに理解することができるでしょう。
多聞通側を”入り口”と呼ぶのは、そこに「桜筋」「柳筋」というアーケードがあることが理由です。
高速神戸駅、新開地駅からは多門通側、反対側の湊川駅から行く場合には、西上橘通側から街に入るかたちとなります。

●「桜筋」の特徴

まずは「桜筋」から見ていきましょう。
おそらくソープ店は桜筋側から発展したものと思われ、老舗や福原でも有名な高級店が多く見られます。
道幅はこちらの方が狭く、ソープランド以外の飲食店なども多いので、すこしゴチャゴチャとした印象です。
昼間は閑散としたのんきな雰囲気ですが、夜になって各店が店の照明をつけると一気に空気が変わってしまうのも桜筋の特徴です。

●「柳筋」の特徴

次に「柳筋」です。こちらは桜筋に比べるといくぶん道幅も広く、ソープ店以外の商店も少ないために広々とした印象です。
低価格の店舗や新しい店舗が多いため、桜筋よりも重厚さは欠けるものの現代風でスタイリッシュな空気感があります。

●住宅混在型のソープ街

福原を歩くと、他のソープ街と比べるとかなり雰囲気が閑静です。
その理由はソープ店の横に一般家庭の家屋やマンションなどが建つ「住宅混在型」のソープ街だからです。
「よく地元の理解ができているな・・・」と不思議に思いますが、阪神淡路大震災のときなどにソープランドの浴槽を一般開放するなど、古くから地元住民との関係性が濃密であるという背景があるのです。
また、地元商店(たばこ店・薬局・クリンーニング店・飲食店)などは、ソープランド関係者が大きな顧客となる関連企業化しているので、持ちつ持たれつの信頼関係があるのでしょう。

●ソープランド以外の商業施設もある

ソープ街によっては、ソープランドを嫌うようにドーナツ化し、周囲に何もないような地域もありますが、福原の場合には飲食店やパチンコ店・スーパー・コンビニ・銀行などの商業施設が多く見られます。
ソープランドに行ってATMがなくて走り回るようなこともここではありません。
西の2大ソープ街の1つである滋賀県の雄琴などは、事前準備をそれなりに整えていかなければ”遭難”に近い状態に陥ることもありますが、福原ではそういったことは起こりません。
ビジネスホテルやネットカフェも多数あるので、ソープ帰りに一杯やって帰宅するのが面倒ならば、そのまま近くで一泊することも難しくありません。

●おわりに

電車・車のアクセスも良好で、関西だけではなく全国からも行きやすい福原は利便性の上ではかけ離れています。
30分も歩けば全部のソープ店に目を通せるコンパクトさも魅力ですね。