ソプランドと”性病対策”の現実

昔から「風俗は性病が怖い」という考えが一般的にありました。裸になり性的サービスをするのですから当然のことだともいえます。しかし、風俗店で働く女性も、好き好んで性病になりたいはずはありません。皆それぞれに防御策を講じて、健康に働ける環境を作っているのです。

風俗の中でも「本番行為」を前提にサービスをするソープランドは他の風俗業態よりも高い性病対策で守られています。といっても、現実的にどんな対策をしているのかを知りたいでしょう。

ここでは、ソープランドにおける「性病対策」の現実をまとめています。

●「特殊浴場協会」からの指導
ソープランドが他の業態の風俗業と一線を画するのは「特殊浴場協会」の存在です。”特殊浴場”とは、警察への登録上のソープランドの正式名称のことで、各地域で協会を設立していることがふつうです。この特殊浴場協会はソープランド業界全体の健全化を管理している団体で、各店舗に営業指導を行っています。

とくに重視しているのが「性病対策」です。「ソープランドから性病が流行した」などという噂が広がれば、業界自体の存続に関わりますから、各ソープ店の経営者、店長たちへ専門家を招いて講習会などを行っています。

ですからソープランドの経営サイドの人たちは、性病に対して高い知識を持っています。もちろん、自分の店から性病患者などを出してしまえば、経営に悪影響を及ぼしますので、そのあたりにはかなり真剣に取り組んでいるようです。

●ソープ嬢の性病対策
店舗経営者だけではなく、ソープ嬢自身もまた性病には厳重な注意を払います。とくに最近のソープ嬢はビジネスライクであり、ソープランドへは「将来の企業のための軍資金づくり」のために在籍している子も多く、昔のソープ嬢のように、人生投げやりになってしまったような子はごく少数なのです。

ですから、毎月何度かは性病科への受診を徹底していますし、衛生管理は一般女子など比べ物にならないほどに高いものです。また、性病は体力・免疫力が低下した時に感染しやすいといわれていますから、体調管理にも気を使います。

●実際のソープランドの衛生レベルは?
ソープランドには「お風呂」が常設されています。これだけでもかなりの感染病が防げるといわれているのです。また口からの感染は洗口液によって防ぎ、そしてボディーソープなども殺菌性の高い特殊なものを使用しています。

アメニティーグッズの類は全て使い捨てですし、感染症の原因ともなりやすいシーツやタオルの類もまたお客一人に1セットを徹底して使い回しされることはありません。

性病や感染症が流行している、というニュースをよく耳にしますが、よくその内容を見てください。「ソープランドが感染源」という話はこれまで一度もなかったはずです。逆に今急増している、ネットを使った出会い系サイトや援助交際など、感染源のほとんどは「一般女性」なのです。

ソープランドと性病を関連して考えるのは「風評被害」以外の何物でもなく、世間の偏見から生まれた発想だといっても過言ではありません。