ソープランドでもクビになる女性はいる

風俗の世界では人の入れ替わりは非常に激しいもので、特に性風俗産業ではほんの僅かの期間で大きく人が入れ替わったりしています。女性が辞める理由はそれぞれですが、大抵は「お金が目標金額まで貯まった」とか「体力的に辛くなった」とか「お店での人間関係や職場関係の悪化」といった個人的な理由が多いのですが、中にはクビになってしまう女性もいるようです。

滅多なことでクビにならないというイメージの性風俗産業ですが、デリヘルやホテヘルといった所ならまだしも、意外とクビになりやすいのがソープランドで、我々が想像しているよりもクビになる確率は高いようです。何故ソープランドはクビになる女性が多いのかというと、それは他の業種と違って部屋数というものが限定されているからです。デリヘルやホテヘルといった派遣型風俗であれば、待機所に待機させておくだけで済みますが、箱物であるソープランドではそうはいきません。

性風俗業界では、基本店が直接にクビを言い渡すことは少なく、大抵は店側が客を付けさせないことで自主的に辞めさせる方針を採ることが多いのですが、ソープランドではそうした暇があるなら別の女性に部屋を使わせた方が利益になるので、クビを言い渡すというわけです。

では、ソープランドで女性がクビになってしまう理由というのには何があるのかというと、「クレームが多い」「当日欠勤や遅刻が多い」「ネットの掲示板などに店の情報を書き込む」「職場の人間関係を悪化させる」などなど、その理由は多岐にわたっていますが、一言で言えば「トラブルメイカーであること」と言えるかもしれません。

トラブルメイカーを在籍させておけば、職場の人間関係が悪化して接客に影響してしまうことがありますし、迷惑をかけられている女性が退店してしまって店の売り上げに影響したり、さらにクレームが多いとか欠勤や遅刻が多いということは、女性だけではなく店全体の評判になることもあります。ただでさえ規制が強くなって商売的に厳しくなってきているソープランド、さらに内側に爆弾を抱えておく余裕というのはないのが現実なのです。

ソープランドも商売の一種ですから、最低限の社会的常識というのは必要です。仕事である以上、欠勤や遅刻を頻発するというのはいけないことですし、ネット上への情報流出などは場合には警察沙汰です。同じキャストである他の女性だって、客を取り合うライバルとであると同時に一緒に働く以上は最低限のマナーというものがあるわけです。一般職とはかけ離れた仕事と思うかもしれませんが、根本的には他の仕事と大して変わらないということでしょう。