日本のソープランドと海外のソープランド

日本において、性風俗産業の最たる物といえばソープランドです。
個室浴場とか高級サウナとか言われ、昭和の時代にはトルコ風呂と呼ばれて日本の風俗産業を語る上では絶対に欠かせない業種となっています。
さて、このソープランドというシステムですが、一般的な流れとしては、来店してまず入浴料を払い、個室浴場にて女性にサービス料を支払うというシステムで、個室の中では様々なサービスが行われます。
性風俗というのは日本だけでなく世界中にありますが、実はこういったただ性行為をするだけではないシステムは日本独自で、現在では他の国でもまれに見かけることがありますが、日本から輸出された物なのです。

日本と同じソープランドのシステムを真似ている国は幾つかありますが、代表的なのは韓国です。
韓国でも日本と同じ店舗型風俗という形で営業を行っており、名称もかつての日本と同じトルコ風呂という名称を利用していました。
平成9年にトルコ大使館から抗議を受けて名称変更したのも日本と同じで、現在では「按摩施術所」とか「按摩バン」といった名称が使われています。
東南アジアでも「マッサージ・パーラー」という店がありますが、こちらは厳密に言えば日本のソープランドとは違うシステムとなっています。

あくまで似たようなシステムというのであれば、世界中にありますがこのように入浴の一環として様々なプレイを楽しむことが出来るというのは日本のソープランドだけです。
そういった意味で考えれば、日本のソープランドは世界的にみても非常にレベルの高い性風俗と言えるのではないでしょうか。

近年では、外国人観光客が増えたことによって、ソープランドの中には外国人客も受け入れるという店も増えています。
大多数は外国人客とのトラブルを避けるためにも、外国人禁止の店も多いのですが、ソープランドの本場とも言える東京の吉原においても、外国人向けのソープランド情報誌に積極的に店舗を掲載している店も出てきていますし、利用している外国人客も多いようです。
今後、東京オリンピックなどでより外国人観光客が増えると予想される日本、特に東京のソープランドなどでは外国人の姿を見かけることも増えるでしょう。
日本人が海外の風俗を楽しみたいと思うのと同様に、海外の人も日本のソープランドを楽しみたいというのは当然のことなのです。
ただ、海外は日本に比べて性病感染などの可能性が非常に高いため、外国人客を受け入れている店というのは安全面で不安が出てくるかもしれません。
今後は、遊びに行くソープランドを選ぶ際には、店がどのようなスタンスで営業展開をしているのかも気にしてみる必要があるかもしれません。