福原ソープ業界裏事情 VOL.3(コンパニオンの本音編)

ソープランドに通う男性なら一度はソープ嬢の素性やプライベートを知りたいと思ったことはあるでしょう。ソープ嬢は極めて特殊な職業であり、またあまり「本音」を聞き出せない人達でもあります。

ソープランドに勤務する動悸で一番多いのはもちろん「お金」です。それぞれの事情によりお金に困って風俗嬢になることを決意するのです。ソープ嬢の中にはお客とのプレイ中に本当に感じてイッテしまったり、本気でセックスを楽しんでしまう人もいますが、それでも最初の動悸はお金に困ったことが入店理由です。

【指名とフリー】
ソープランドシステムには指名とフリーがありますが、ソープ嬢にとっては是非とも指名をとりたいのが本音です。お客が支払う指名料の数千円は嬢にそのまま支払われるので、同じ時間サービスをしても稼ぎが変わるからです。

もう一つは指名客は自分を気に入ってくれ、またお客の満足するポイントをより深く知ることができ、性格なども把握できて気心が知れることで仕事自体がずいぶんと楽になる・・ということも理由の一つです。フリー客10人につくのと、自分の指名客10人がつくのとでは疲れ方が倍以上も違うそうです。

また指名を多くとる=店に貢献している=店の評価を上げる、というように経営者は見なしますので、人気嬢と不人気嬢とでは経営者の態度も違ってくるのも事実です。

これはどんな仕事でも同じことだと思います。

【太い客・ほそい客】
ソープ嬢は「太い客・ほそい客」という表現をよくします。言いかえると良くお金を落としてくれるお客とそうでないお客のことです。お金に余裕があるお客は3時間以上も嬢を指名してくれます。3時間ずっとプレイするわけではないので嬢からするとかなり楽のできるコスパのいいお客、ということになります。

ソープ嬢がお客に自腹を切ってプレゼントを用意したり、誕生日を祝ってくれたりするのは少しでも長く自分を好きでいてもらうための心尽くしのサービスなのです。しかしキャバクラのように「アフター」などは存在しません。高級焼肉やすし店に連れて行くこともありませんので、実際に男性が使うお金は、他の水商売で使うものと比べると少く、別段「お金持ち」でなくとも「太い客」になることは可能です。

店側では常連として認知してくれ、若干サービスも良くなりますが、嬢から受ける他の客との差別は大きく、風俗遊びから昇華した「恋愛気分」を感じることができ、それはソープ遊びの醍醐味の一つと言えます。

【嬢の認識・お客の認識】
良くソープ店のオフィシャルサイトや受付で「指名ランカー」や「人気嬢」などとオススメされているコンパニオンがいます。お客は「レベルの高いコンパニオン」として期待を膨らませますが、実際についてサービスを受けると「それほど良くなかった」「サービスが悪かった」という印象を受けることがあります。

これは嬢の認識とお客の認識に誤差があるからです。指名を多くとるコンパニオンでも最初は「様子見」をすることもあり、前記した「太い客かそうでない客か」を選別していることがあります。すべてのフリー客に全力を使っていると身体が持ちませんので、力を注ぐポイントを模索するのです。中にはそうでないコンパニオンもいて、すべてのお客に全力投球する頑張り屋さんもいますが、それは一部でしょう。

ですから一度指名客として来店すると態度は大きく違ってきますし「サービスは手抜きだったけど、あの巨乳が忘れられない」などの理由でやむなく指名すると、態度が一変して手抜きどころか至れりつくせりのサービスに変化することもよくあることです。

お客の心得としては、どんな嬢に当っても「褒めること」を忘れず、あまりみすぼらしい格好で行かないことです。これだけでも「地雷」は大きく減少します。